"アンチ白井の某氏"こと世界日本ハムですが何か?
何だかご指名を受けたようですので。「指名なんかしてないニダ!謝罪しる!賠償しる!」と言われそうですが、まぁそうカリカリすんな・・・って俺が言うのもなんだけどな。
何でも「白井一幸氏のコーチ就任で発狂してるのでは?」等とご心配いただいたようですが、それには及びませんったら及びません。つーかだな・・・
アンチ栗山とかアンチ梨田じゃねえんだから、来ただけとか居るだけとか、一寸動いただけで一々騒ぐか!ってーの!!そんな叩き行為を手段じゃなく目的としてる何らかの物質と一緒にしてくれるなってよ!!
・・・と言った塩梅でござんして。まぁ来たからと言ってそれが即「球団崩壊の序章だ!」とかは言いませんし、仮に彼が本領を思う存分発揮してくれたとしても、その時は彼の首が飛んで時間をかけて正常化していくのでしょうし。ただ、その過程で犠牲になる選手の事は無視できないよね?とは。川島慶三選手(現ヤクルト)みたいな。
概ねファンからは歓迎されている白井一幸内野守備走塁兼作戦担当コーチですが、歓迎の声の多数は彼の良い部分しか見ない(そして梨田前監督と栗山監督は悪意的にしか解釈しない)いわば「白井信者」な方でしたり、或いはそう言う信者の大声に巻かれて盲目的になってしまった方でしたり、そう言う人が多いんじゃないかとか。
勿論白井コーチの加入によるプラスの効果は有るでしょうし有ってもらわなきゃイカンのですが、同時にマイナスの効果と言うのも考えられる訳でしてね。良く「副作用の無い薬は効かない薬」と言うように、効果の強いお薬にはそれなりの副作用も有り得る訳ですよ。同様に強い指導力・育成力にも副作用は有る訳で。その懸念される副作用についてアレとか。



何でも「白井一幸氏のコーチ就任で発狂してるのでは?」等とご心配いただいたようですが、それには及びませんったら及びません。つーかだな・・・
アンチ栗山とかアンチ梨田じゃねえんだから、来ただけとか居るだけとか、一寸動いただけで一々騒ぐか!ってーの!!そんな叩き行為を手段じゃなく目的としてる何らかの物質と一緒にしてくれるなってよ!!
・・・と言った塩梅でござんして。まぁ来たからと言ってそれが即「球団崩壊の序章だ!」とかは言いませんし、仮に彼が本領を思う存分発揮してくれたとしても、その時は彼の首が飛んで時間をかけて正常化していくのでしょうし。ただ、その過程で犠牲になる選手の事は無視できないよね?とは。川島慶三選手(現ヤクルト)みたいな。
概ねファンからは歓迎されている白井一幸内野守備走塁兼作戦担当コーチですが、歓迎の声の多数は彼の良い部分しか見ない(そして梨田前監督と栗山監督は悪意的にしか解釈しない)いわば「白井信者」な方でしたり、或いはそう言う信者の大声に巻かれて盲目的になってしまった方でしたり、そう言う人が多いんじゃないかとか。
勿論白井コーチの加入によるプラスの効果は有るでしょうし有ってもらわなきゃイカンのですが、同時にマイナスの効果と言うのも考えられる訳でしてね。良く「副作用の無い薬は効かない薬」と言うように、効果の強いお薬にはそれなりの副作用も有り得る訳ですよ。同様に強い指導力・育成力にも副作用は有る訳で。その懸念される副作用についてアレとか。



・・・なんつってつっちゃってたら早速やってくれましたね。11月7日の白井コーチのblogにおいて「残念なことにスライディングを怠る選手が出てしまいました」みたいな事が書かれてましたが、本来こう言う事はその場で選手に指導すれば良いだけで、何もblogに書いて読んだファンに犯人探しのような事をさせる必要は無いと思うのです。
私が白井一幸氏と言う人物をいまいち好きになれない幾つかの理由、その一つはこうして選手を吊し上げたりファンに犯人探しや選手の揚げ足取りをさせるような言動にあります。
勿論、白井コーチがそう言う事を望んでやっている訳でないだろうとは思います・・・思いたいです、思うように心がけているつもりです。ただ、結果として白井コーチの言動を受けたファンが「悪いやつは誰だ」とか「次に失敗する選手は誰だ」と言う目で選手を見ている・・・そう言うファンもいるのも事実。まぁそう言う楽しみ方も有るのでしょうけど、正直いけ好かないですね。選手の可能性よりも不可能性を探すような見方ってのはね。
例えば氏はこの度blogにおいて選手名を伏せて「残念なことにスライディングを怠る1選手が出てしまいました」と書き「全力プレーこそがファイターズ」的に続けました。指導方針としてそれらを全否定するつもりはないですし、何事も程度問題と言うのはありますけど範囲内であれば大いに結構な事ではないかと思います。ただ、先述の通りそれはその場で叱責なり指導なりをすれば良いだけの話で、自身のファンに向けて「こう言う奴がいたんだけどさ、誰だと思う?」的に受け取られかねない形で放つのはどうなんだろうな?と。
似たような事では平成22年も押し迫った時期、翌年の横浜(現DeNA)二軍監督就任が決まり今回のように秋季キャンプに参加した後の自身の講演会での一幕。
この事は非公開コメントで参加した方のblogを紹介されてそこで知った事でして、故にこの情報については扱いに気を付けてきたつもりです。時には誰の発言であるかを伏せたり、時には誰についての発言であるかを伏せたり。しかしこの期に及んでは隠す意味も失せたと思い、白井コーチの稲田選手(当時)についての発言である事を明かします。
その講演会の中で白井さんは当時横浜に所属していた稲田選手(現野球解説者)に対して「ベイスターズ病に罹っている」と評しています。この発言には幾つかの問題点が有ると俺は思っています。
まず1つは業務上知り得た情報を自身のファンサービスに使っている事。例えば一般の企業において業務上知り得た内部情報・・・商品の開発情報ですとか人事の情報などを外部で自身の人気取りにペラペラ喋ったらどうなるでしょう?マトモな企業であれば処罰の対象、最悪の場合はクビですよ。クビまで行かなくても配置転換くらいは有るでしょうね。まぁ俺も若い頃にそう言う事をしなかった訳じゃないですが、右も左もわからない小僧とそれなりに業界を渡り歩いたベテランでは違うでしょう。
更に氏の場合は稲田選手の状態を「ベイスターズ病」と表現していた訳で。これから自分が世話になる組織を病気の名前にすると言うのは如何なものかと。確かに横浜ベイスターズ~横浜DeNAベイスターズはよろしくない時期が続いて球団内部の雰囲気も良くないだろうと言うのは外部からも感じられました。それについて何か語ると言うのは無い事じゃ無いにしろ、球団愛称を病名に・・・球団そのものを病気扱いと言うのは、球団関係者が耳にしたら正直面白く無いでしょうね。状態が良くない組織だからと何をしても良いとはならないと思いますし。
例えばだね、内定をもらった学生が「あの会社は会社そのものが病気だ」とでも言うような発言を何処かで不特定多数に向けてしたとします。それが会社に知れたら厳重注意、最悪内定取り消しですよ。無事入社となっても周囲の目は厳しいでしょうね。そう言えば某球団に入団直後に「おもんないわ」等と暴言とも取れる発言をしていた選手が先頃戦力外との報道もありましたね。暴言失言は直接関係ないかもですが、やりづらい部分はあったでしょうね。
氏の場合、発言にもう少し配慮と言うものがあれば違うとは思うんですよね。「ベイスターズ病」等と言わずに違う表現にするとか、「こいつは良くない」じゃなくて「もっとできる筈だから鍛え直す」的に言い換えるですとか。別に面白おかしくなくたって良いんです、もう少し自身がお世話になる組織やお世話する選手への配慮と言うのがあれば。氏の言動からはそう言うのがまるで感じられない、自分自身を主役にしちゃってるような臭いがプンプンする訳ですよ、ええ。
今回の一件だって、blogに書くにしても誰かを吊し上げるように書くのではなく、全体の雰囲気として「やるべき事が徹底されていない」程度なら特に気になることもないんですよね。氏のファンの皆々様には面白くないでしょうけど、組織の一員になる、組織で多数を指導していくと言う場合には配慮しなければいけないモノが多いのです。自分一人の個人商店じゃないんです、自身のファンサービスよりも組織の和と言うものを尊重して欲しいと思います。
別にファンサービスをやるなとかそう言うんじゃないですよ、くどくなりますが。ファンサービスと言やその11月7日の練習後にファンを見つけると「おい(杉谷)拳士!(西川)遥輝!松本!こっちに来てサインしろ!」とも大声で叫んだとか。悪い事じゃないんですがなんか違う、もう少しやりようってのがあるんじゃないか?やっぱり選手と言うよりも自分自身のファンサービス・・・自分自身のファンに対するアピールが最優先事項になっちゃいねえかと思うのですよ、こう言うのを見聞きするとね。
あまりにもこう言うのが目立つ人ですから、そらいい加減苛々も募りまして「お前いい加減にしろよ」「あんたはそう言うのやるな」となっちゃう訳で。悪い事してる訳じゃないってのは重々承知なんですけどね、言っちゃうと下手糞。加減がなってないし手段の選び方もおかしい。そう言うところをどうにかして欲しいと思うんですが、これで通ってきちゃってる人なんでどもなんねえんだろうな。
まぁここらは「この人はこう言う人だからしゃーない」と諦めればどうにかなる問題ですよね。ですが、ここからはそうもいきません。氏の指導や用兵と言うのは適材適所と言うに相応しいモノではあるんですが、それがやりすぎで選手の可能性を潰してしまう事も屡だと思うんですよ。いや、よくよく考えれば選手の能力を場面に合わせて""整形
し、結果として適材適所になるようにしているだけであって、正確には適材適所ではないのかも知れません。
自分が今でも恨めしく思うのは、田中賢介選手の起用法ですね。田中賢介選手は怪我から復活して平成18年、当初は外野を中心に打順も下位での出場が目立ちましたが、シーズン中盤には「2番・二塁手」に定着して打線の繋ぎ役として機能し、同年のリーグ優勝及び日本一に大きく貢献しました。この時、田中賢介選手は当時ヘッドコーチだった氏から「一軍定着の為に長打は封印してバントを正確に決めろ」との指導を受けています。これが結果として田中賢介選手を一軍の主力選手にしながらも打撃能力の成長を阻害したのではないかと俺は見ています。
田中賢介選手はね、本当はもっと打てる中距離打者の筈なんですよ。決して4番を打つような選手ではないかも知れませんけど、それなりにパンチ力もあった筈なんですよ。それが小振りな短距離打者になってしまったのは、一軍定着を決めた2年間に原因があるんじゃないかと。
例えばです、怪我から復活して一軍に居場所を作る平成18年は仕方ないかもしれませんが、翌平成19年には小笠原選手も新庄選手も抜けてセギノール選手も黄昏て、打撃力の低下が著しかった年。そこで田中賢介選手を前年の"バントマシン"から本来の中距離打者に戻していたなら、その後の田中賢介選手の活躍も違っていたかも知れません。
その後平成20年の梨田監督就任で3番打者に抜擢されますが、時期としては遅すぎたかなあ、と。3番打者は田中賢介選手もやってみたかった打順だそうですが、それを1年前にやっていたらなあ・・・と今でも思うのです。
移転初年の平成16年のシーズン途中に新垣投手にぶつけられて骨折して長期離脱する前、開花しかけていた田中賢介選手はいずれ3番打者辺りを担うだろうと期待させてくれてたんですけどね。それがその時のチーム成績の為に仕方なかったとは言え、やるせない気持ちで一杯です。
田中賢介選手と言えばもう1人、平成16年には二塁の定位置を田中賢介選手と競い、田中賢介選手が復帰した平成18年にはチーム事情から三塁手にコンバートさせられた木元選手、彼の起用と言うのも当時のヒルマン‐白井体制下では一定のモノではありませんでした。
元々守備の評価が高くなかった(肩に古傷があった為だが)木元選手が打撃で評価を上げて、そこから守備にも慣れていったところでチーム事情とは言え守備位置をコロコロと変えられては、良くなる調子も良くならないんじゃないかと。もう少し木元選手は固定して使ってあげれていれば、まだ違った活躍が出来たのでは無いかとね。
こう言うと「クリヤマだって本来の守備位置を無視して起用するじゃないか!」と言われるかもしれません。確かに似た部分は有るかもしれません。ただ、同一だと言うなら栗山監督だけではなく白井コーチの過去も問題にしていかなきゃフェアじゃないですよね。白井コーチも選手の適性よりもチーム事情を優先して選手の能力を整形するようなところがありますし。
俺が「栗山監督と白井コーチでは一寸違うかな?」と思うのは、栗山監督が守備位置を色々試したのは定位置を掴みきれていない選手や本来その位置で使いたかった選手、白井コーチが過去にしてたのは定位置を掴んだと思った選手ってところですかね?まぁ同じってんなら同じで良いんですが、先程も述べたように同じならどっちも責められるかどっちも許されるかなんだよね。
あとですね、最初の話に戻るようですが失敗した選手を吊し上げたり干したりして、言うなれば"見せしめ"のようにして組織の引き締めをしちゃう人なんですよね。有る意味栗山監督の「俺が悪い」とは真逆の「悪いのは誰だ」「こいつが悪い」の人ですよ。
勿論その問題は吊るされた選手個人のみならず全体に亘るモノなのでしょうし、だからこそ吊し上げて見せしめにして「お前らも気を付けろよ」となるのでしょうが、吊るされた選手には救いが見られないんだよね。
良く氏の指導法において「失敗を恐れるな」「前向きな失敗なら責めない」と言うのが語られて俺も引用した事はありますが、実際にやってるのは「試合に出たい選手はお前の他にも沢山いる」なんだよね。確かに競争と言えば競争だけど、それで潰される選手の可能性は勿体ないなと。陽選手や中田選手、それと糸井選手(現オリックス)なんかは白井コーチの下ではそれほど出場機会を貰えなかっただろうな、ヒルマン元監督の退任後に残って居たとしてさ。
あと、白井コーチの事を現実的な理論派の人だと思っている人も多いと思うけど、現実も理論もそりゃ有るっちゃ有るんでしょうがそれ以上に理想を追求する暑苦しいまでの情熱系の人だからね。ドラマ化するなら柴田恭兵が演じる的な?はみだしコーチ情熱系。
それら全てが決して悪いとは言わないんですがね、その実現の際の手段とか御自身の立ち位置ですとかね。コーチが主役じゃいかんのよ?と。選手よりコーチが目立ってどうするよ?と。まぁ中畑さんとか原さんの例もありますが、日本ハムじゃああいう監督・コーチは難しいでしょうね。
まぁ守備の指導ですとか積極性の向上には正直期待してますがね。ただ、前回ヘッドコーチの際に田中賢介選手や森本稀哲選手、木元選手といったあたりの可能性を制限したように、西川選手や杉谷選手、それと打球に強さが見えてきた中島選手を小技マシーンに改造でもしようものなら、俺は田中賢介選手の時以上に白井コーチを恨むだろうね。
最後に。この記事は俺の個人的な感情・・・主観を元に書き綴ったもので、事実と異なる部分が有るかもしれません。記事中で幾度か触れたように、白井コーチとしても良かれと思ってやってる事が偶々そう言う風に見える角度もある・・・そんな程度の事かもしれません。ただ、先程述べたように指導力は折り紙つきですし球団もリスクを承知で招聘したのでしょう(じゃなきゃフロント入りを蹴った人物の招聘と言うのは本来は非常に難しい)。
ですんで、俺としても色々警戒しつつも氏の行動は見守っていきたいと思いますし、それが球団の選択である以上は尊重しなければと思っています。つきましては信者ではない白井コーチに好意的なファンの皆様も、必ずしも白井コーチを好意的一辺倒で見ていないファンもいると言う事、白井コーチも人の子なのだから決して良いところだけじゃないと言う事を納めてくれればと思います。つーか、普段から「ファンはもっと厳しく!」とか言ってる人らが白井コーチにはデレ一辺倒と言うのはどうでしょうかね?
まあそれでも白井信者(兼アンチ栗山or梨田)の人なんかは、自分等が栗山監督にしている、または梨田前監督にしてきたアンチ行為をおっかぶせて「アンチ白井発狂!」とか嬉ション撒き散らして喜ぶんだろうなあ。
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・・・そうそうそうそう、多分俺を「アンチ白井の某氏」とか「発狂してしまうのでは」とご心配してくれた貴方、俺は貴方の事を白井信者だなんて思っちゃいませんよ。
確かに当初はそうとも思いましたが(つかその時は僧正が俺のblogの記事を白井氏のblogと某所に転載して、某所の管理人が俺が喧嘩売って回ったと勘違いして「世界日本ハムさんへ」とか名指しで記事をぶちまけた)、貴方は「違う」とはっきり仰ったでしょう?
まぁ、俺が貴方の事をそう思ってた方が都合がいいと言うのなら、それは勝手になさいな。ただ、今俺が貴方に対して感じるのは、貴方は決して誰の信者にもなれない。「ならない」じゃなくて「なれない」な。自分の理想以外は全て受け入れられない、それに背くものは全て害悪として排除したがる、そう言う人間が信じられるものなんていったいどこに有るんだろうね。仮に何かを信じていたとして・・・信じていると思っていたとして、それは心底信じきっちゃいないだろうね。貴方の信用に足るものなんて中々無いよ。
私が白井一幸氏と言う人物をいまいち好きになれない幾つかの理由、その一つはこうして選手を吊し上げたりファンに犯人探しや選手の揚げ足取りをさせるような言動にあります。
勿論、白井コーチがそう言う事を望んでやっている訳でないだろうとは思います・・・思いたいです、思うように心がけているつもりです。ただ、結果として白井コーチの言動を受けたファンが「悪いやつは誰だ」とか「次に失敗する選手は誰だ」と言う目で選手を見ている・・・そう言うファンもいるのも事実。まぁそう言う楽しみ方も有るのでしょうけど、正直いけ好かないですね。選手の可能性よりも不可能性を探すような見方ってのはね。
例えば氏はこの度blogにおいて選手名を伏せて「残念なことにスライディングを怠る1選手が出てしまいました」と書き「全力プレーこそがファイターズ」的に続けました。指導方針としてそれらを全否定するつもりはないですし、何事も程度問題と言うのはありますけど範囲内であれば大いに結構な事ではないかと思います。ただ、先述の通りそれはその場で叱責なり指導なりをすれば良いだけの話で、自身のファンに向けて「こう言う奴がいたんだけどさ、誰だと思う?」的に受け取られかねない形で放つのはどうなんだろうな?と。
似たような事では平成22年も押し迫った時期、翌年の横浜(現DeNA)二軍監督就任が決まり今回のように秋季キャンプに参加した後の自身の講演会での一幕。
この事は非公開コメントで参加した方のblogを紹介されてそこで知った事でして、故にこの情報については扱いに気を付けてきたつもりです。時には誰の発言であるかを伏せたり、時には誰についての発言であるかを伏せたり。しかしこの期に及んでは隠す意味も失せたと思い、白井コーチの稲田選手(当時)についての発言である事を明かします。
その講演会の中で白井さんは当時横浜に所属していた稲田選手(現野球解説者)に対して「ベイスターズ病に罹っている」と評しています。この発言には幾つかの問題点が有ると俺は思っています。
まず1つは業務上知り得た情報を自身のファンサービスに使っている事。例えば一般の企業において業務上知り得た内部情報・・・商品の開発情報ですとか人事の情報などを外部で自身の人気取りにペラペラ喋ったらどうなるでしょう?マトモな企業であれば処罰の対象、最悪の場合はクビですよ。クビまで行かなくても配置転換くらいは有るでしょうね。まぁ俺も若い頃にそう言う事をしなかった訳じゃないですが、右も左もわからない小僧とそれなりに業界を渡り歩いたベテランでは違うでしょう。
更に氏の場合は稲田選手の状態を「ベイスターズ病」と表現していた訳で。これから自分が世話になる組織を病気の名前にすると言うのは如何なものかと。確かに横浜ベイスターズ~横浜DeNAベイスターズはよろしくない時期が続いて球団内部の雰囲気も良くないだろうと言うのは外部からも感じられました。それについて何か語ると言うのは無い事じゃ無いにしろ、球団愛称を病名に・・・球団そのものを病気扱いと言うのは、球団関係者が耳にしたら正直面白く無いでしょうね。状態が良くない組織だからと何をしても良いとはならないと思いますし。
例えばだね、内定をもらった学生が「あの会社は会社そのものが病気だ」とでも言うような発言を何処かで不特定多数に向けてしたとします。それが会社に知れたら厳重注意、最悪内定取り消しですよ。無事入社となっても周囲の目は厳しいでしょうね。そう言えば某球団に入団直後に「おもんないわ」等と暴言とも取れる発言をしていた選手が先頃戦力外との報道もありましたね。暴言失言は直接関係ないかもですが、やりづらい部分はあったでしょうね。
氏の場合、発言にもう少し配慮と言うものがあれば違うとは思うんですよね。「ベイスターズ病」等と言わずに違う表現にするとか、「こいつは良くない」じゃなくて「もっとできる筈だから鍛え直す」的に言い換えるですとか。別に面白おかしくなくたって良いんです、もう少し自身がお世話になる組織やお世話する選手への配慮と言うのがあれば。氏の言動からはそう言うのがまるで感じられない、自分自身を主役にしちゃってるような臭いがプンプンする訳ですよ、ええ。
今回の一件だって、blogに書くにしても誰かを吊し上げるように書くのではなく、全体の雰囲気として「やるべき事が徹底されていない」程度なら特に気になることもないんですよね。氏のファンの皆々様には面白くないでしょうけど、組織の一員になる、組織で多数を指導していくと言う場合には配慮しなければいけないモノが多いのです。自分一人の個人商店じゃないんです、自身のファンサービスよりも組織の和と言うものを尊重して欲しいと思います。
別にファンサービスをやるなとかそう言うんじゃないですよ、くどくなりますが。ファンサービスと言やその11月7日の練習後にファンを見つけると「おい(杉谷)拳士!(西川)遥輝!松本!こっちに来てサインしろ!」とも大声で叫んだとか。悪い事じゃないんですがなんか違う、もう少しやりようってのがあるんじゃないか?やっぱり選手と言うよりも自分自身のファンサービス・・・自分自身のファンに対するアピールが最優先事項になっちゃいねえかと思うのですよ、こう言うのを見聞きするとね。
あまりにもこう言うのが目立つ人ですから、そらいい加減苛々も募りまして「お前いい加減にしろよ」「あんたはそう言うのやるな」となっちゃう訳で。悪い事してる訳じゃないってのは重々承知なんですけどね、言っちゃうと下手糞。加減がなってないし手段の選び方もおかしい。そう言うところをどうにかして欲しいと思うんですが、これで通ってきちゃってる人なんでどもなんねえんだろうな。
まぁここらは「この人はこう言う人だからしゃーない」と諦めればどうにかなる問題ですよね。ですが、ここからはそうもいきません。氏の指導や用兵と言うのは適材適所と言うに相応しいモノではあるんですが、それがやりすぎで選手の可能性を潰してしまう事も屡だと思うんですよ。いや、よくよく考えれば選手の能力を場面に合わせて""整形
し、結果として適材適所になるようにしているだけであって、正確には適材適所ではないのかも知れません。
自分が今でも恨めしく思うのは、田中賢介選手の起用法ですね。田中賢介選手は怪我から復活して平成18年、当初は外野を中心に打順も下位での出場が目立ちましたが、シーズン中盤には「2番・二塁手」に定着して打線の繋ぎ役として機能し、同年のリーグ優勝及び日本一に大きく貢献しました。この時、田中賢介選手は当時ヘッドコーチだった氏から「一軍定着の為に長打は封印してバントを正確に決めろ」との指導を受けています。これが結果として田中賢介選手を一軍の主力選手にしながらも打撃能力の成長を阻害したのではないかと俺は見ています。
田中賢介選手はね、本当はもっと打てる中距離打者の筈なんですよ。決して4番を打つような選手ではないかも知れませんけど、それなりにパンチ力もあった筈なんですよ。それが小振りな短距離打者になってしまったのは、一軍定着を決めた2年間に原因があるんじゃないかと。
例えばです、怪我から復活して一軍に居場所を作る平成18年は仕方ないかもしれませんが、翌平成19年には小笠原選手も新庄選手も抜けてセギノール選手も黄昏て、打撃力の低下が著しかった年。そこで田中賢介選手を前年の"バントマシン"から本来の中距離打者に戻していたなら、その後の田中賢介選手の活躍も違っていたかも知れません。
その後平成20年の梨田監督就任で3番打者に抜擢されますが、時期としては遅すぎたかなあ、と。3番打者は田中賢介選手もやってみたかった打順だそうですが、それを1年前にやっていたらなあ・・・と今でも思うのです。
移転初年の平成16年のシーズン途中に新垣投手にぶつけられて骨折して長期離脱する前、開花しかけていた田中賢介選手はいずれ3番打者辺りを担うだろうと期待させてくれてたんですけどね。それがその時のチーム成績の為に仕方なかったとは言え、やるせない気持ちで一杯です。
田中賢介選手と言えばもう1人、平成16年には二塁の定位置を田中賢介選手と競い、田中賢介選手が復帰した平成18年にはチーム事情から三塁手にコンバートさせられた木元選手、彼の起用と言うのも当時のヒルマン‐白井体制下では一定のモノではありませんでした。
元々守備の評価が高くなかった(肩に古傷があった為だが)木元選手が打撃で評価を上げて、そこから守備にも慣れていったところでチーム事情とは言え守備位置をコロコロと変えられては、良くなる調子も良くならないんじゃないかと。もう少し木元選手は固定して使ってあげれていれば、まだ違った活躍が出来たのでは無いかとね。
こう言うと「クリヤマだって本来の守備位置を無視して起用するじゃないか!」と言われるかもしれません。確かに似た部分は有るかもしれません。ただ、同一だと言うなら栗山監督だけではなく白井コーチの過去も問題にしていかなきゃフェアじゃないですよね。白井コーチも選手の適性よりもチーム事情を優先して選手の能力を整形するようなところがありますし。
俺が「栗山監督と白井コーチでは一寸違うかな?」と思うのは、栗山監督が守備位置を色々試したのは定位置を掴みきれていない選手や本来その位置で使いたかった選手、白井コーチが過去にしてたのは定位置を掴んだと思った選手ってところですかね?まぁ同じってんなら同じで良いんですが、先程も述べたように同じならどっちも責められるかどっちも許されるかなんだよね。
あとですね、最初の話に戻るようですが失敗した選手を吊し上げたり干したりして、言うなれば"見せしめ"のようにして組織の引き締めをしちゃう人なんですよね。有る意味栗山監督の「俺が悪い」とは真逆の「悪いのは誰だ」「こいつが悪い」の人ですよ。
勿論その問題は吊るされた選手個人のみならず全体に亘るモノなのでしょうし、だからこそ吊し上げて見せしめにして「お前らも気を付けろよ」となるのでしょうが、吊るされた選手には救いが見られないんだよね。
良く氏の指導法において「失敗を恐れるな」「前向きな失敗なら責めない」と言うのが語られて俺も引用した事はありますが、実際にやってるのは「試合に出たい選手はお前の他にも沢山いる」なんだよね。確かに競争と言えば競争だけど、それで潰される選手の可能性は勿体ないなと。陽選手や中田選手、それと糸井選手(現オリックス)なんかは白井コーチの下ではそれほど出場機会を貰えなかっただろうな、ヒルマン元監督の退任後に残って居たとしてさ。
あと、白井コーチの事を現実的な理論派の人だと思っている人も多いと思うけど、現実も理論もそりゃ有るっちゃ有るんでしょうがそれ以上に理想を追求する暑苦しいまでの情熱系の人だからね。ドラマ化するなら柴田恭兵が演じる的な?はみだしコーチ情熱系。
それら全てが決して悪いとは言わないんですがね、その実現の際の手段とか御自身の立ち位置ですとかね。コーチが主役じゃいかんのよ?と。選手よりコーチが目立ってどうするよ?と。まぁ中畑さんとか原さんの例もありますが、日本ハムじゃああいう監督・コーチは難しいでしょうね。
まぁ守備の指導ですとか積極性の向上には正直期待してますがね。ただ、前回ヘッドコーチの際に田中賢介選手や森本稀哲選手、木元選手といったあたりの可能性を制限したように、西川選手や杉谷選手、それと打球に強さが見えてきた中島選手を小技マシーンに改造でもしようものなら、俺は田中賢介選手の時以上に白井コーチを恨むだろうね。
最後に。この記事は俺の個人的な感情・・・主観を元に書き綴ったもので、事実と異なる部分が有るかもしれません。記事中で幾度か触れたように、白井コーチとしても良かれと思ってやってる事が偶々そう言う風に見える角度もある・・・そんな程度の事かもしれません。ただ、先程述べたように指導力は折り紙つきですし球団もリスクを承知で招聘したのでしょう(じゃなきゃフロント入りを蹴った人物の招聘と言うのは本来は非常に難しい)。
ですんで、俺としても色々警戒しつつも氏の行動は見守っていきたいと思いますし、それが球団の選択である以上は尊重しなければと思っています。つきましては信者ではない白井コーチに好意的なファンの皆様も、必ずしも白井コーチを好意的一辺倒で見ていないファンもいると言う事、白井コーチも人の子なのだから決して良いところだけじゃないと言う事を納めてくれればと思います。つーか、普段から「ファンはもっと厳しく!」とか言ってる人らが白井コーチにはデレ一辺倒と言うのはどうでしょうかね?
まあそれでも白井信者(兼アンチ栗山or梨田)の人なんかは、自分等が栗山監督にしている、または梨田前監督にしてきたアンチ行為をおっかぶせて「アンチ白井発狂!」とか嬉ション撒き散らして喜ぶんだろうなあ。
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・・・そうそうそうそう、多分俺を「アンチ白井の某氏」とか「発狂してしまうのでは」とご心配してくれた貴方、俺は貴方の事を白井信者だなんて思っちゃいませんよ。
確かに当初はそうとも思いましたが(つかその時は僧正が俺のblogの記事を白井氏のblogと某所に転載して、某所の管理人が俺が喧嘩売って回ったと勘違いして「世界日本ハムさんへ」とか名指しで記事をぶちまけた)、貴方は「違う」とはっきり仰ったでしょう?
まぁ、俺が貴方の事をそう思ってた方が都合がいいと言うのなら、それは勝手になさいな。ただ、今俺が貴方に対して感じるのは、貴方は決して誰の信者にもなれない。「ならない」じゃなくて「なれない」な。自分の理想以外は全て受け入れられない、それに背くものは全て害悪として排除したがる、そう言う人間が信じられるものなんていったいどこに有るんだろうね。仮に何かを信じていたとして・・・信じていると思っていたとして、それは心底信じきっちゃいないだろうね。貴方の信用に足るものなんて中々無いよ。
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テーマ : 北海道日本ハムファイターズ
ジャンル : スポーツ