週刊ベースボール連載コラム、「豊田泰光の俺が許さん」終了御目出度う御座います!いやぁ目出度い目出度い。北海道は金曜日発売なので最終回はまだチェックしてませんが、まさか「次回からは『ネオ豊田泰光の続俺が許さん』をお送りします」なんてオチじゃ無いですよね?そんなのは勘弁ですよ、ええ。
ま、正直なところ豊田泰光氏がフゴフゴ言うてても良いんですよ、豊田泰光氏とは別の見方をする人の同様のコラムも合わせて連載するとか、或いは2~4人くらいのメンバーで交代で書いて載せるですとかね、北海道新聞の「がんばれファイターズ」みたいにですとか。
兎に角豊田泰光氏には今年の二刀流云々の事だけじゃなく、ずっと日本ハムを貶めるような発言をしてきた訳で、それがなくなると言うだけで週ベの格が上がったように感じますね。別に日本ハムを贔屓しろとは言いませんが、次に何かを連載するなら特定球団に特別に肩入れしたり、逆に特別に侮蔑的だったりしない人をお願いしたいですね。
◆8月28日 埼玉西武ライオンズ19回戦
日本ハム 1‐2 西武
勝:十亀22試合8勝8敗
S:サファテ39試合5勝7S
負:武田勝18試合7勝6敗
本[西武]炭谷5号ソロ(武田勝)



【だから俺は日本ハムの全てを見捨てねぇ!!なんせ欲が深いからなぁ!!】 はい、負けました。連敗ですね。連勝の後の連敗なんてまだ騒ぐ段階じゃあ無いんですが、それでもこの試合は勝ちたかったですね。なんせ此で西川選手が復帰して2試合で2敗、西川選手を犯罪者のように嫌う方々が「ほら見たことか!西川が復帰したら流れが悪くなったじゃないか!」なんて言い出しそうですし。自分の気に入らない結果の責任を気に入らない人間に押し付けるような人達がなぁ。
その西川選手はこの試合でも第1打席で安打、2安打2盗塁1得点の活躍。普通に考えれば復帰早々大活躍なんですが、嫌いな選手を貶すためならどんな好結果も無視してオカルト紛いの屁理屈で「コイツはチームに不要だ!」ってやる人も居ますし。まぁ西川選手に限らず栗山監督や山田GMに対してもそう、かつて梨田前監督に対して行われた「梨田叩き」なんてのもそう。そう言えばあったなぁ、当時の吉井コーチ(現:解説者)のblogのコメ欄に「お願いですから辞めてください、あなたと梨田さんは北海道には要らないのです」なんて書き込む奴も出たりとかねぇ。
・・・そっち方向をやり過ぎるとまた同じ事になっちゃって芸がないんで荒れですが、西川選手は想像以上ですね。復帰直前に二軍戦の北海道シリーズの際のインタビューでは「走り出しが怖い」みたいに言ってたんですが、全然走れるじゃないですか!こりゃ「傷への影響を考えて二塁守備は避けるか・・・」と思ってましたが、数試合様子を見て普通に出場できてれば二塁手に復帰もあるかもですかね?そうなると中島選手が三塁に回るのか遊撃に回るのか?大引選手にも変化が及ぶか?小谷野選手は一塁に回した方が良いだろうなぁ、肘も良くなさそうだし。
ただ、西川選手の一塁守備に「とりあえず試合に出したい」と言う以上の意味が無いとも思えないんですよね。例えば二塁手や三塁手、遊撃手からの送球を受けますし、自ら打球を拾ってベースカバーの選手にトスする場面も出るでしょう。そう言うのを試合の中で体験する事で逆の立場・・・二塁手として一塁に送球するですとか二塁手として一塁ベースカバーに入るですとか、そう言う部分を磨きあげる切っ掛けになるんじゃないか?とはね。
近藤捕手の右翼手起用も同様に、外野から本塁への返球を通して捕手の返球の待ち方ですとか、或いは外野から捕手を見て大野捕手の盗塁阻止や鶴岡選手のブロックなんかを見て学ぶところはあるでしょう。そう言う全てを意図してやってるかは不明ですけど、近藤捕手の右翼手起用も西川選手の一塁手起用も無意味なものじゃないと思いますね。
そらチームの勝利に優勝って目標は達成すれば最大の功績であると同時に、逃せば最悪の失態とも言えます。そう言う意味では一見突拍子もない選手起用を繰り返して敗戦を重ねる、優勝から遠退く"栗山采配"は飛んでもない「害悪」に見えるのでしょうし、それさえ「排除」すれば事態が好転するようにも感じるのでしょう。ですが、あらゆるモノには良い効果と悪い効果がある訳で、何かを排除すれば悪い効果・・・悪い結果だけではなく良い結果をも排除、否定してしまう事になる訳です。
勿論損益分岐点と言うのはあるのでしょうが、現状で球団上層部は"栗山采配"が球団にとって有益であると、例え今季の優勝を逃しても下位に低迷となっても成して貰わねばならない事がある、そうしなければチームに未来はないと言う事なんでしょう。実際に稲葉選手や金子誠選手、二岡選手と言った中核が限界に達しつつありますし、投手陣でもダルビッシュ投手の抜けた後の先発の軸が不在のままですし、此をその場凌ぎで優勝するよりは一旦沈んででもチームを作り直す、そう言うアレを球団は栗山監督に任せているんじゃないですかね?
まぁ栗山監督が全てを一からやったとかは言いません。中島選手なんかは梨田前監督が目をつけて使って育てたのを引き継いだ訳ですし、遊撃手は現状ではオリックスから移籍の大引選手に依存していて数年後には問題が再燃する可能性もあります。ですが先述の中島選手であったり西川選手や杉谷選手、今浪選手と居ますし、二軍には松本選手に森本選手が控えています。大引選手にFA移籍の意志があったとして数年後に居なくなっても、この数年間の先送りで事態は劇的に改善できると思いますし、その為に今は試行錯誤をしているんじゃないですかね?
投手では増井投手、苦しみながら抑えましたね。今はその事に意味があるのだと思います。増井投手に対しては「休ませれば復活するのになぜ休ませない!」なんて声も多々ある訳ですが、実際に側で増井投手を見て感じて判断している、当然本人の声も聞いている監督やコーチが休ませないと言う事は、増井投手の不調において疲労度は大きな問題ではないと言う事なんじゃないですかね?技術的な壁とかそう言うので苦戦しているのではないか?そしてそれへの挑戦は一軍じゃなきゃ出来ないと言う判断なのでしょう。
石井投手の起用も前夜のリベンジの意味があるのでしょうが、こういう起用も梨田前監督が良くやってましたね。決して調子が悪い訳でもなく結果が良くなかった投手に悪い印象を振り払って欲しい、何時までもモヤモヤを抱えて欲しくないのでしょう。打たれた投手を二度と使うなみたいになるなら、投手なんて居なくなっちゃいますよ、ええ。
西川選手や近藤捕手、大谷投手と言った若い打撃が目立ち、救援投手陣も苦しみながら前に進んでいます。この試合も前の試合も負けた事以外は大成功と言って良い試合なんですけどね。それでも勝てなかったってのはそれなりに大きいですし、それで全てを否定したがる人も居ますからね。是非とも勝ちを掴んで欲しいなぁ・・・全ての苦労が報われる為にね。
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