アブレイユ選手の来季残留が決定との事で。なんでも来季の選択権は日本ハム球団にある契約だったとの事で、それを日本ハム球団が行使、今後契約とかを詰めていくとの事でね。大砲が来季も居てくれるとなると心強いですね。今季は極めて(と言うか決定的に)厳しい状況ですが、それを乗り越えて来季の優勝を狙うには必要な戦力ですし、是非とも歓喜の輪に入って欲しいとも思いますし。
一方ホフパワー選手は極めて厳しいですよねえ。此で残留なら流石にホフパワー選手の背後関係を探ってみたくなりますね。まぁホフパワー選手も結局はビックリ箱を脱する事が出来ないと言うか、起用法もホフパワー選手には厳しいものだとも思いますけどね、それは仕方の無い事ですが。代打に出すにしても唐突な感は否めませんし、アレではテンションも上がらんよなぁ、とは。
で、来季の新外国人が気になりますが、野手はアブレイユ選手だけでもいい気がしますね。まぁ誰か彼か・・・稲葉選手に代わって一塁を守れる選手を獲得しそうな気はしますが、現有戦力の底上げを続けても良いんじゃないかな?とはね。まぁ、新外国人野手が加入となってもホフパワー選手がまさかまさかの残留でも期待しますし応援しますけどね。
◆8月7日 埼玉西武ライオンズ16回戦
西武 7x‐6 日本ハム
勝:涌井18試合5勝5敗
負:武田久28試合2勝2敗16S
本[西武]浅村20号3ラン(武田久)



【赤い花揺れる愛されて揺れる、白い花揺れる俯いて揺れる】 負けましたね。しかも抑えの武田久投手が9回2死から走者を溜めて一発、浅村選手からサヨナラ3ランを浴びての敗戦はキツすぎると言う方が多くても不思議はありません。
此で俄然"ポスト久"を求める声が高まる訳ですが此も当然、此は一向に不思議な事じゃない。武田久投手だって人間な訳で老いもすれば傷つきもする。常に最高の状態って事は有り得ないし、衰えと共に最高とは程遠い状態が増えてくるし、以前は耐えられてた痛みにも弱くなってくる。生身の人間なら誰だってそうですし、色々やって先延ばしにしても何時かはぶつかる、絶対的に回避なんて出来ない訳ですよ、ええ。
で、それを認めてどうするか?ですね。勿論今すぐ後継者育成に取り掛かる事は可能ではありますが、それをやると只でさえ疲労困憊でさながら野戦病院のような救援投手陣に更なる混乱を招く恐れがあります。当然ながら最早建前にすぎないとは言え、今後の逆転優勝だのCS進出だのと言う可能性を完全に棚から下げて布かけて片付ける事になります。
ツラッと言っちゃいましたが「優勝」だの「CS進出」だのって可能性は既に建前でしかなく、その建前としての効力も失いつつあります。ま、少なくとも俺はこう認識していまして、これ以上でもこれ以下でもなくってね。
建前としてそういうのを飾っとくって言うのは、この段で試される実績の少ない選手に対しての緊張感発生装置のようなモノでしょう。そら緊張感を少なくして楽にやらすってのもあるんでしょうけど、そうじゃなくてまだまだ可能性が消えてない、消さない為に、それがお前の活躍に懸かっていると言う緊張感の下で経験を積んで欲しいと言う方針なのでしょう、球団として。それは数年前の「あきらめる理由などない」から明白でしょう。栗山監督云々ではなく球団の方針として常に上を目指す緊張感は失うべからずと言うのはね。
で、それを引っ込めるのを良しとするのか?恐らくしないだろうね。現状試しているポジションは幾つもありますし、それを抑え一つの追加の為に全ての段取りを狂わせると言うのは考えづらい。なので今季中にやるとしたら優勝だけじゃなくCS進出の可能性も建前としても飾れなくなった時、上位3チームが確定した時か或いはその先・・・日本ハムの順位が確定した後か、そういう感じではないでしょうか?恐らく其処らで見当を付けて来季の中盤までに武田久投手と併用の上で抑えとして確立させていく、武田久投手を抑えからフェードアウトさせていくと言うシナリオがベターじゃないかな?とは。妄想ですが。
急激な変化を求める声ってのは何処にでもあるものだけど、それらってのは大抵が代替案を伴わない「○○は危険だから即止めろ!動かすな!このまま廃止しろ!」と言うもので、それは問題の解決には決してならない訳ですよ。それがある事での混乱のみを課題に評価し、無くした場合の混乱は過小評価する。どのようにして現状を改善するかと言う話が出来ていない。
ここでこう言う話はアレですが、原発に頼らない為には原発を必要としなくなる事・・・つまり原発に代わるエネルギーが必要な訳で。それを論じてる方も居ますが、メロリンQのナントカ太郎を旗印にするような急進的反原発過激派はそんなのお構い無しに「止めろ!動かすな!」と騒ぐだけで。それでは原発を無くする事はできても混乱が消える訳ではなく、新たに原発を止めた分のエネルギー喪失による混乱が訪れるだけで。
まぁ喩えとしては実にアレですが、ポスト久についても全く同じでね。武田久投手に頼らなくて済むようにするには武田久投手に代わる事が出来る投手が必要な訳で、その"後継者"を形作っていかなくてはいけない。そしてそれが今の状況で出来るのか?新たな混乱を招いてポスト久の選定に失敗するだけではなく救援投手陣、しいては投手陣全体やチーム全体にまで今より大きな混乱を招くのではないか?そういうのを総合的に判断して「やれる」と「やらなくては」が交差した時にやるべきであって、今はその時なのかな?と思う訳です。
この試合でマズイ部分と言えば3回裏、1点差にされた後の場面。走者一塁三塁の場面で飛び出した一塁走者を挟殺しようとしたプレー。これ、当然走者が三塁にもいるのでそれも含めた判断をしなきゃいけないんですが、一塁走者の挟殺にもたつく間に三塁走者にまんまと本塁を落とされて同点です。この際に稲葉選手からの送球をこぼした近藤捕手がTLでは責められましたが、近藤捕手はそう悪くないと思いますよ。あの場面。
いや、自分もあのプレーの当初は「近藤捕手は経験も少なくてミスは仕方ない」なんて言ってましたが、近藤捕手の捕球ミスもそこまでにも悪いものではないですよ。丁度送球が来たところに走者の足が入ってきてますから、あのタイミングではブロックに定評のある鶴岡捕手でも厳しいのではないでしょうか?映像を見返せば見返すほどそういう思いが強くなります。
此は近藤捕手よりも何時までも挟殺プレーをチンタラしていた内野ですね。まぁチンタラって書いちゃいましたが選手はそれでも必死なんですがね、ちょっと視野が狭くなってますかね?アレは三塁走者を考えればあんなに長々とすべきでは無いですし、進塁を許しても失点するより全然マシですし。こう言うところ、チーム全体にヤキが回ってんなぁ・・・と。
で、此で近藤捕手の"落球"に批難が出るのは直後なら仕方がない事とも思います。ですが集中すると言うか近藤捕手だけが責められると言うのはおかしいんじゃないかと。一塁走者を深追いして三塁走者の本盗を許した内野陣には何もないのかと、特に稲葉選手。だからって「稲葉を吊るせ!」って訳ではないですが、ああいう時に選手を叩く人らってのは本当のところは誰が悪いとかどうでも良くて、「誰を悪い事にして好きな選手を守るか?」って実に都合の良いアレなんですよね。ksg
結局何なのかな?中島みゆきさんの歌じゃないですが愛される花と愛されぬ花ってあるもんなんですね、咲いて散る一春に変わりはないのにね。多くの選手ヒハンってのもそういうのに根差しているよね。「好きな選手をどれだけ綺麗な状態に保つか」「嫌いな選手をどれだけ汚して好きな選手を保護するか」ってね。
近藤捕手と言えば・・・アレは仕方ないとは言え厳しいですよね?総合的に。トーマス投手と組んでの戦術管制も実績からいって仕方ないとは言え今一つ、一軍にピックアップされた要因の打撃でも結果が出ず、ちょっと居場所を確保するのは難しそうです。この試合での先発マスクってのもせめて「トーマス投専用」としてでも使える目処が立てばある程度の機会を守備でも攻撃でも与えられるのに・・・と言う思惑だったと思いますが、それも厳しいですね。
それでも辛抱強く使い続けると言う手も無くはないですが、捕手は捕手1人で済むポジションではないですし。もう少しナントカなってくれないと全体に与える影響を許容できないんじゃないかと思います。
そしてトーマス投手。捕手を代えてもう少し見たかったかな?とは。最初が大野捕手で今回が近藤捕手ですから、次は鶴岡捕手でもう一度先発でも良いと思いますし、大野捕手との2回目のカップリングも1回目よりは良くなると思いますし。ただ、来週は週4試合なんですよね?その中で救援登板に回るのかな?まぁ見切るのは早いと思いますし、見切る余裕もないですし。
まぁ厳しいよね。こうなると「栗山監督解任論」みたいのも出るけど、それで良くなるの?と。それで稲葉選手や金子誠選手が5歳ほど若返って小谷野選手も打点王の頃に戻って、投手陣も軒並みキャリアハイって頃の状態になってくれるんであればね。今の解任論ってのは「勝ちを見せねえなら、せめて監督の首でも刎ねてスカッとさせろ!」でしょ?それこそ先程の「武田久再登板断固反対」じゃないけど対案を持たぬ感情的な盛り上がりだよね?
今ここで契約をあと1年以上残す栗山監督をギロチンにかけて、その後はどうするつもりなのか?どうして欲しいのか?具体的には誰に後任の監督をしてもらえばどのようにチームは改善されるのか?そういうのを語らずにひたすら「栗山ヤメロ!」の大合唱は、その時だけスカッとしてもその後の混乱を考えていない無責任な事だと思います。ま、ファンなんて無責任なモノだけどさ、
↓よろしければポチっとお願いします。多分痛くないんでw


↓以下TB用リンク
- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ : 北海道日本ハムファイターズ
ジャンル : スポーツ