旭川に雨の降るごとく【6月2日 対DeNA3回戦】
札幌ドームの観客が減ってるなら旭川でやればいいじゃない?今季からナイター開催が可能となった旭川スタルヒンスタジアム、札幌ドームをサポートするように試合数を増やせないかな?とは。まぁ球場の予定もあるでしょうし過剰に使用する事はアレでしょうけど、札幌ドームの集客が一寸下火な時期に入ってるのであれば、平日ナイター3連戦の1試合を旭川でやるとかですね、ソフトバンクで言う北九州的な?そしてそれをもう少し頻繁にやる的な?そう言うのは出来ないですかね?
札幌ドームの集客力云々でその年その年試合数は変動するでしょうけど、もう少し旭川を頼っても良いんじゃないかな?とかね。
◆6月2日 横浜DeNAベイスターズ3回戦
日本ハム 3‐11 DeNA
勝:三嶋
負:武田勝
本[日本ハム]佐藤1号2ラン(三嶋)
本[DeNA]鶴岡1号3ラン(武田勝)、ラミレス2号ソロ(根本)、宮崎1号ソロ(根本)



札幌ドームの集客力云々でその年その年試合数は変動するでしょうけど、もう少し旭川を頼っても良いんじゃないかな?とかね。
◆6月2日 横浜DeNAベイスターズ3回戦
日本ハム 3‐11 DeNA
勝:三嶋
負:武田勝
本[日本ハム]佐藤1号2ラン(三嶋)
本[DeNA]鶴岡1号3ラン(武田勝)、ラミレス2号ソロ(根本)、宮崎1号ソロ(根本)



【勝も人間(ひと)だから】
まぁなんだな、武田勝投手が"また"序盤に大量失点、こうして試合を作れないのが続いてしまうと・・・考えちゃいますね。勿論そう言うのはベンチも本人も考えてるでしょうし、このまま終わるって事もないだろうし。でも武田勝投手って来年取得なんですよね、国内FA権。そう言うのを絡めてみると、武田勝投手の次って言うのも考えなきゃいけない時期なんでしょうけどね。
武田勝投手がこうして試合を作れない一因として、頼る変化球が思うような変化をしてくれないってのがあるようで。まぁ統一球は公式には「変わっていない」と言う発表ですが、例えば縫い目ですとか使用する皮革の品質ですとか、そう言うのに変更はあったかも知れません。反発係数は変えてなくてもね、例えば材料確保の都合とか。或いはそう言う疑念をいだいて武田勝投手の方が握りとか無意識にでも変わっちゃってるとかね。
あと去年も少し感じた事なんですが、去年はダルビッシュ投手が居なくなったシーズンと言う事でローテーションの柱として期待された訳ですよ。そら当然で、実績ではダルビッシュ投手に次ぐ2番手でしたからダルビッシュ投手退団後は1番手として扱われますよ、ええ。それで去年から長いイニングスを投るとか、或いは三振を多目に取るとか、それまでの武田勝投手からしたら「らしくない」投球スタイルに変わりつつあるのかな?って去年あたりは思ってました。そう言うのの影響も少なからずあるんでしょうね・・・と言うか、球が云々よりは此方の方の影響が大きいと思います。
なんつーか相撲を見ない人にはわからない喩えですが、武田勝投手って大関って感じで横綱っぽくは無いなぁ・・・と。大関で優勝経験はあるけど綱には手が届かない、優勝した次の場所で9勝6敗みたいな?それが・・・相撲じゃそう言う事は絶対にないんですが、横綱が居なくなったからと横綱に昇格させられた、或いは横綱を意識してスタイルを変えた、それが上手い事いってねえんじゃねえかと。
まぁ「お前は横綱の器じゃない」なんてのは武田勝投手に失礼極まりない暴言なんですが、横綱=エース格を意識して持ち味を失ってしまう、結果として大関=ローテ2番手としての結果も出せなくなるんであれば、武田勝投手の場合は無理に横綱を演じるんじゃなく大関を演じる方が良いんじゃないかとはね。とは言え選手は上を目指すものですし、その結果として翼を太陽に焼かれて落ちるのも仕方の無い事か。チームとしては大関に戻って欲しい処ですが、選手としては当然横綱ってのは目指す目標でしょうし。見守るしか無いんだろうけどな、本人が死に物狂いでやって、なるようになるのを待つしかな。
で、最初に触れた来年国内FA権取得の話。まぁ色々考えるってのはあるだろうけど、武田勝投手が残る残らない関係無しでも後継者は必要でしょうし、同じタイプじゃなくても吉川投手と並ぶローテ2枚目の左腕も欲しいだろうし。そう考えると先発構想も捨ててないっぽい乾投手なんかも其処には入ってくるんでしょうけどね。そう言うのが進むだろうってのを考えて、それで更に武田勝投手が残ってくれるとしたら、武田勝投手にまた後ろをやってもらうような事もあるのかな?とはね。
【君達は希望の星だ】
それと守備の乱れ。まぁ乱れって言うか不慣れな土のグラウンドと、これまた不慣れな西川選手‐中島選手の二遊間コンビネーションが災いしたかな?とはね。中島選手が鎌ヶ谷育ちったって一軍に来て長いですし、恐らくは土のグラウンドを意識しての起用だったんでしょうけど、だとしたら裏目でしたね。
西川選手で目立った2つ・・・1つはとんでもないイレギュラーで捕れと言うのが酷と言うもの。捕球態勢に入ってからバウンドが大きく変わりましたからね、アレを捕れってのは顔面ブロックか口で捕れとでも言うのでしょうか?
そう言えば一昨年、ダルビッシュ投手の無失点が甲子園で途切れた時も似たような声がありましたよね。マスクを被ってたのが大野捕手で、ダルビッシュ投手の大暴投に「ツルちゃんなら捕ってたのに!オオノのばかぁ!」みたいの。アレも捕るってなったら即座にジャンプでもしないと、それでも結構球速が出てましたし、顔面レシーブの顔面トス、顔面アタックの顔面ブロックなんじゃねえかとか当時も思った記憶が。
今回のはあの大暴投ほど異世界に飛び立った訳じゃ無いですが、それでも捕球態勢に入って・・・ダバが「ドッキングセンサー!」っつってA級HMの首元がくぱぁと開いてんのにスパイラルフローが違う方向に飛んでった?みたいな?わかりづらすぎますが、ああいう処からあんなに跳ねたら捕球なんて難しいですよ。逆に怪我の危険性もあります。怪我をしなくて何よりですよ、広島時代の江藤選手(当時)がイレギュラーバウンドを顔面に受けて大怪我しましたよね。眼窩底骨折でしたっけ?
もう一つ、一塁への悪送球でホフパワー選手がなんとか止めたものの打者走者一塁セーフっての。アレは悪送球で失策が記録されましたが、落ち着いて投っててもセーフだったんじゃないかな?とはね。或いは投げないのが正解か?どちらにしろそれだと内野安打だったろうし、敵さんの打率を上げなかっただけ儲けもんの失策じゃないですかね。
ちょっとおかしな捕球姿勢ですが、アレは先に触れた3回のイレギュラーバウンド、アレを意識しすぎて丁寧になりすぎたかな?土のグラウンドにビビり過ぎたかな?とは。勿論そう言う心境に至ったのは土のグラウンドとかイレギュラーバウンドだけが原因じゃ無いでしょうが、それは後程。
ここで大活躍はホフパワー選手ですよ。俺は常々「ホフパワー選手は守備が良い」「ホフパワー選手の一塁守備はチーム随一」と言ってる訳ですが、あの悪送球が稲葉選手やアブレイユ選手だったら止められてたかどうか。もしもファウルグラウンドに転がってたら打者走者が二塁に達していたかも知れませんし、アレを止めたホフパワー選手の守備は評価されるべきモノだと思いますがねえ。
西川選手はホフパワー選手に相当助けられてますよ。西川選手だけじゃなく、大引選手も小谷野選手もホフパワー選手が一塁に居なければもっと慎重にならざるを得ないでしょうし、そうすると取れたアウトが取れないなんて事も増えたでしょうし。
勿論、ホフパワー選手に期待される第一は打撃です。出来るだけ多く、出来るだけ大きいのを打って欲しいってのはあるでしょうし、その期待には正直なところ今現在は応えられてないのも事実。ですが、だからといって輝いたプレーまで否定するとかホフパワー選手を別の選手に置き換えた場合のデメリットを過小に見積もると言うのはどうかな?と思う訳でね。
因みに俺の個人的印象ですが、ホフパワー選手の次に一塁守備が上手いのは中田選手だと思うんだな。外野でのあのパフォーマンスを見ると一塁手起用は勿体無いとも思うけど、一塁手を軽視しないのであればホフパワー選手以外には中田選手しかいないと言っても良いくらいですよ。それから見たら稲葉選手なんて「守れます」って程度ですよ、一塁は。
で、中島選手。アレもバウンドは難しかったけど、落として欲しかったなぁ。で、逸らしてコロコロしてるのに西川選手が中島選手に球の場所を指示しない、此は確かにいただけません。でも、そう言うのを含めて中島選手と西川選手の二遊間コンビネーションは出来てないと言うのでしょうし、それなりの選手を並べたってだけじゃチームは完成しないって事ですね。その後のゴロお見合いも然り。あと先日の札幌ドームで西川選手がバック、右翼から佐藤選手が突っ込んで来てあわや交錯って場面もありましたが、声出しも含めた連携の不足ですね。
例えば遊撃手が大引選手であればまた違ったでしょうし、西川選手と佐藤選手のにしても右翼が稲葉選手や杉谷選手、或いは大谷投手と言った一軍の試合にそこそこ出てる選手であれば声を掛け合ったりそれ以前に守備範囲を認識していたりでああはならないでしょう。二塁手が金子誠選手の場合でも・・・って、金子誠選手なら交錯したりお見合いするまで移動できないか。
こうして考えると大引選手の獲得ってのは非常に大きかったと思いますね。だって、二塁が若い西川選手なら呼吸を合わせてフォローして、守備範囲が狭くなった金子誠選手の時には介護して、もしも大引選手が居なかったら内野陣は育児放棄と介護放棄で滅茶苦茶ですよ。糸井選手を出してまでって価値はあった訳です。
恐らくこの試合では、これまで組む事が少なかった西川選手と中島選手、そして西川選手の背後も佐藤選手ですよね?そうした処がいきなりじゃ上手くいかないって事でしょうね。西川選手も中島選手も互いのフォローとか考えていっぱいいっぱいだったでしょうし、西川選手は更に後ろが佐藤選手ですから、考える処も多かったんだなぁ・・・とはね。
ミスは無いに越した事は無いですしやらかして欲しくは無いですが、ミスが起こる要因ってのは其処ら中に転がってる訳ですよ。不慣れなグラウンド、そのグラウンドの固さ、そして前後左右を守る選手。そうしたモノが絶対にミスを引き起こすってのもあるんです。それを「あっちゃいけない」から「あるはずない」にしちゃうんじゃなく、起こりうるものとしてどう防ぐか?そして起きたらどうするか?ってのを進めてく、深めてくのが選手の成長であり熟成なんだろうな、とは。
だから見てる方も「ミスするやつなんて要らん!消え失せろ!」じゃなくて「このミスをどう取り戻すか」とか「どう今後に活かすか」って考えられれば、もっと野球は楽しめると思うんだけどな。ま、そもそも失策って記録だけで騒ぐ、失策の内容や背景に思いが至らない、叩くと決めた選手を叩く、それだけで楽しんでる人らには無理な話か。お湯を入れて3分待つだけ、コインを入れてボタンを押すだけ、そんな野球は現実の球場には売ってないんだぜ?
そんな中、佐藤選手がプロ初本塁打。此は見事な一発でしたが、こうして結果を見せていく事が今の佐藤選手に求められているのでしょうし、こうして機会を増やしていくんだろうな、と。まだまだこれからってとこでしょうけど、定位置を与えなきゃいけなくなるくらいに打撃で見せていかなきゃね。まずは半歩・・・いや、靴を履いたってところかな?玄関ドアを蹴破って飛び出そうぜ!
【まとめるしかないのか・・・】
まぁアレだよね。武田勝投手にゃ悪いけど先発投手が序盤に大量失点喰らうとこうなる罠。まぁ武田勝投手に云々は上でアレしたんでアレ。2番手で登板のモルケン投手。モルケン投手が中々と言うか上々とまではいかないか。モルケン投手はああいう荒れ球を球威で剛りk・・・じゃなくゴリ押すタイプなんで、ああいうのは仕方ないですよ。ただ、そうそうスタンドまではいかないでしょ?みたいな?
なのでモルケン投手は今回みたいな内容で今回みたいな位置で投るなら全然アリですよ。これよりもっと後ろでもっと多く登板させるとなると、少なくとも増井投手くらいには落ち着いてくれなきゃ厳しいでしょうけどね。
で、やはりモルケン投手の登録に「?」と言う人は多いようで、「他に投手がいるだろ!」とか言う人もね。そう言う人は得てして具体名を挙げなかったりするんですが、数少ない具体名の中には多田野投手とかね。多田野投手を先に試すってのは無いでしょう?多田野投手は・・・救援で回すならそれなりに考えられる投手でしょうし、それならまだ未確定なモルケン投手を先に試したいってとこじゃないですかね?
まぁそう言う人らってのはモルケン投手の内容や結果には全く興味がなく、自分の興味のわかない選手は使うな、興味のある選手を優先的に使ってくれとでも言う、そんな感覚なんだろうけどね。
それと根本投手。最後の方がgdgdになりましたが、それも経験の内なんでしょう。まあ経験とか言ってられない年齢になってきてますが、今まではこうして打たれたりするような機会も少なかったでしょうし、機会はそう多くそう長くもらえないかもですけど、血肉にしていって欲しいね。
そして最後に登板の石井投手。復活を宣言して良いんじゃないですかね?ちょい前の打たれぶりから競った展開では試しづらかったでしょうし、こういう試合を歓迎する訳じゃないですけど、格好の試運転コースだったかな?とはね。
まぁ勝ち試合とか競った試合じゃ出来ないことって結構あるんですよね。それはシーズンも然り、優勝争いとかAクラス争いですとか、そう言う中じゃ出来ない事も一杯ある。そう言うのがここ暫くは出来なかったと思います。近年で唯一Bクラスの4位に終わった年だって、最後までAクラス争いしてましたからね。だからといって早々に諦めるのが良いとは言いませんけど、出来ない時は出来ない時でしょうがない、でも出来る時になったら思いっきりやれば良いんです。全ては無駄じゃないんです。
この試合でもモルケン投手と石井投手が確認できて、根本投手に経験を積ませられました。佐藤選手に一発もありました。課題としては組み合わせて連携させる機会の少なかった若手野手陣の連携不足・・・でも課題があるってのは悪い事じゃないからね。課題は多けりゃ多いほど良い・・・ってのは落合さんの受け売りですが、課題が見つかったら挑戦すりゃ良いんです。そうして若手は一人前になっていくんです。それを失敗する機会を奪って課題を隠してしまうってのは、その選手に一切期待しない、そのまま消えてくれるのが一番良いって事なんでしょうかねえ?
・・・なんだか、稲葉選手と金子誠選手と二岡選手で、銀河鉄道で機械の体を貰いに行かなきゃいけないかもですね、そういうのばっかりだったら。
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まぁなんだな、武田勝投手が"また"序盤に大量失点、こうして試合を作れないのが続いてしまうと・・・考えちゃいますね。勿論そう言うのはベンチも本人も考えてるでしょうし、このまま終わるって事もないだろうし。でも武田勝投手って来年取得なんですよね、国内FA権。そう言うのを絡めてみると、武田勝投手の次って言うのも考えなきゃいけない時期なんでしょうけどね。
武田勝投手がこうして試合を作れない一因として、頼る変化球が思うような変化をしてくれないってのがあるようで。まぁ統一球は公式には「変わっていない」と言う発表ですが、例えば縫い目ですとか使用する皮革の品質ですとか、そう言うのに変更はあったかも知れません。反発係数は変えてなくてもね、例えば材料確保の都合とか。或いはそう言う疑念をいだいて武田勝投手の方が握りとか無意識にでも変わっちゃってるとかね。
あと去年も少し感じた事なんですが、去年はダルビッシュ投手が居なくなったシーズンと言う事でローテーションの柱として期待された訳ですよ。そら当然で、実績ではダルビッシュ投手に次ぐ2番手でしたからダルビッシュ投手退団後は1番手として扱われますよ、ええ。それで去年から長いイニングスを投るとか、或いは三振を多目に取るとか、それまでの武田勝投手からしたら「らしくない」投球スタイルに変わりつつあるのかな?って去年あたりは思ってました。そう言うのの影響も少なからずあるんでしょうね・・・と言うか、球が云々よりは此方の方の影響が大きいと思います。
なんつーか相撲を見ない人にはわからない喩えですが、武田勝投手って大関って感じで横綱っぽくは無いなぁ・・・と。大関で優勝経験はあるけど綱には手が届かない、優勝した次の場所で9勝6敗みたいな?それが・・・相撲じゃそう言う事は絶対にないんですが、横綱が居なくなったからと横綱に昇格させられた、或いは横綱を意識してスタイルを変えた、それが上手い事いってねえんじゃねえかと。
まぁ「お前は横綱の器じゃない」なんてのは武田勝投手に失礼極まりない暴言なんですが、横綱=エース格を意識して持ち味を失ってしまう、結果として大関=ローテ2番手としての結果も出せなくなるんであれば、武田勝投手の場合は無理に横綱を演じるんじゃなく大関を演じる方が良いんじゃないかとはね。とは言え選手は上を目指すものですし、その結果として翼を太陽に焼かれて落ちるのも仕方の無い事か。チームとしては大関に戻って欲しい処ですが、選手としては当然横綱ってのは目指す目標でしょうし。見守るしか無いんだろうけどな、本人が死に物狂いでやって、なるようになるのを待つしかな。
で、最初に触れた来年国内FA権取得の話。まぁ色々考えるってのはあるだろうけど、武田勝投手が残る残らない関係無しでも後継者は必要でしょうし、同じタイプじゃなくても吉川投手と並ぶローテ2枚目の左腕も欲しいだろうし。そう考えると先発構想も捨ててないっぽい乾投手なんかも其処には入ってくるんでしょうけどね。そう言うのが進むだろうってのを考えて、それで更に武田勝投手が残ってくれるとしたら、武田勝投手にまた後ろをやってもらうような事もあるのかな?とはね。
【君達は希望の星だ】
それと守備の乱れ。まぁ乱れって言うか不慣れな土のグラウンドと、これまた不慣れな西川選手‐中島選手の二遊間コンビネーションが災いしたかな?とはね。中島選手が鎌ヶ谷育ちったって一軍に来て長いですし、恐らくは土のグラウンドを意識しての起用だったんでしょうけど、だとしたら裏目でしたね。
西川選手で目立った2つ・・・1つはとんでもないイレギュラーで捕れと言うのが酷と言うもの。捕球態勢に入ってからバウンドが大きく変わりましたからね、アレを捕れってのは顔面ブロックか口で捕れとでも言うのでしょうか?
そう言えば一昨年、ダルビッシュ投手の無失点が甲子園で途切れた時も似たような声がありましたよね。マスクを被ってたのが大野捕手で、ダルビッシュ投手の大暴投に「ツルちゃんなら捕ってたのに!オオノのばかぁ!」みたいの。アレも捕るってなったら即座にジャンプでもしないと、それでも結構球速が出てましたし、顔面レシーブの顔面トス、顔面アタックの顔面ブロックなんじゃねえかとか当時も思った記憶が。
今回のはあの大暴投ほど異世界に飛び立った訳じゃ無いですが、それでも捕球態勢に入って・・・ダバが「ドッキングセンサー!」っつってA級HMの首元がくぱぁと開いてんのにスパイラルフローが違う方向に飛んでった?みたいな?わかりづらすぎますが、ああいう処からあんなに跳ねたら捕球なんて難しいですよ。逆に怪我の危険性もあります。怪我をしなくて何よりですよ、広島時代の江藤選手(当時)がイレギュラーバウンドを顔面に受けて大怪我しましたよね。眼窩底骨折でしたっけ?
もう一つ、一塁への悪送球でホフパワー選手がなんとか止めたものの打者走者一塁セーフっての。アレは悪送球で失策が記録されましたが、落ち着いて投っててもセーフだったんじゃないかな?とはね。或いは投げないのが正解か?どちらにしろそれだと内野安打だったろうし、敵さんの打率を上げなかっただけ儲けもんの失策じゃないですかね。
ちょっとおかしな捕球姿勢ですが、アレは先に触れた3回のイレギュラーバウンド、アレを意識しすぎて丁寧になりすぎたかな?土のグラウンドにビビり過ぎたかな?とは。勿論そう言う心境に至ったのは土のグラウンドとかイレギュラーバウンドだけが原因じゃ無いでしょうが、それは後程。
ここで大活躍はホフパワー選手ですよ。俺は常々「ホフパワー選手は守備が良い」「ホフパワー選手の一塁守備はチーム随一」と言ってる訳ですが、あの悪送球が稲葉選手やアブレイユ選手だったら止められてたかどうか。もしもファウルグラウンドに転がってたら打者走者が二塁に達していたかも知れませんし、アレを止めたホフパワー選手の守備は評価されるべきモノだと思いますがねえ。
西川選手はホフパワー選手に相当助けられてますよ。西川選手だけじゃなく、大引選手も小谷野選手もホフパワー選手が一塁に居なければもっと慎重にならざるを得ないでしょうし、そうすると取れたアウトが取れないなんて事も増えたでしょうし。
勿論、ホフパワー選手に期待される第一は打撃です。出来るだけ多く、出来るだけ大きいのを打って欲しいってのはあるでしょうし、その期待には正直なところ今現在は応えられてないのも事実。ですが、だからといって輝いたプレーまで否定するとかホフパワー選手を別の選手に置き換えた場合のデメリットを過小に見積もると言うのはどうかな?と思う訳でね。
因みに俺の個人的印象ですが、ホフパワー選手の次に一塁守備が上手いのは中田選手だと思うんだな。外野でのあのパフォーマンスを見ると一塁手起用は勿体無いとも思うけど、一塁手を軽視しないのであればホフパワー選手以外には中田選手しかいないと言っても良いくらいですよ。それから見たら稲葉選手なんて「守れます」って程度ですよ、一塁は。
で、中島選手。アレもバウンドは難しかったけど、落として欲しかったなぁ。で、逸らしてコロコロしてるのに西川選手が中島選手に球の場所を指示しない、此は確かにいただけません。でも、そう言うのを含めて中島選手と西川選手の二遊間コンビネーションは出来てないと言うのでしょうし、それなりの選手を並べたってだけじゃチームは完成しないって事ですね。その後のゴロお見合いも然り。あと先日の札幌ドームで西川選手がバック、右翼から佐藤選手が突っ込んで来てあわや交錯って場面もありましたが、声出しも含めた連携の不足ですね。
例えば遊撃手が大引選手であればまた違ったでしょうし、西川選手と佐藤選手のにしても右翼が稲葉選手や杉谷選手、或いは大谷投手と言った一軍の試合にそこそこ出てる選手であれば声を掛け合ったりそれ以前に守備範囲を認識していたりでああはならないでしょう。二塁手が金子誠選手の場合でも・・・って、金子誠選手なら交錯したりお見合いするまで移動できないか。
こうして考えると大引選手の獲得ってのは非常に大きかったと思いますね。だって、二塁が若い西川選手なら呼吸を合わせてフォローして、守備範囲が狭くなった金子誠選手の時には介護して、もしも大引選手が居なかったら内野陣は育児放棄と介護放棄で滅茶苦茶ですよ。糸井選手を出してまでって価値はあった訳です。
恐らくこの試合では、これまで組む事が少なかった西川選手と中島選手、そして西川選手の背後も佐藤選手ですよね?そうした処がいきなりじゃ上手くいかないって事でしょうね。西川選手も中島選手も互いのフォローとか考えていっぱいいっぱいだったでしょうし、西川選手は更に後ろが佐藤選手ですから、考える処も多かったんだなぁ・・・とはね。
ミスは無いに越した事は無いですしやらかして欲しくは無いですが、ミスが起こる要因ってのは其処ら中に転がってる訳ですよ。不慣れなグラウンド、そのグラウンドの固さ、そして前後左右を守る選手。そうしたモノが絶対にミスを引き起こすってのもあるんです。それを「あっちゃいけない」から「あるはずない」にしちゃうんじゃなく、起こりうるものとしてどう防ぐか?そして起きたらどうするか?ってのを進めてく、深めてくのが選手の成長であり熟成なんだろうな、とは。
だから見てる方も「ミスするやつなんて要らん!消え失せろ!」じゃなくて「このミスをどう取り戻すか」とか「どう今後に活かすか」って考えられれば、もっと野球は楽しめると思うんだけどな。ま、そもそも失策って記録だけで騒ぐ、失策の内容や背景に思いが至らない、叩くと決めた選手を叩く、それだけで楽しんでる人らには無理な話か。お湯を入れて3分待つだけ、コインを入れてボタンを押すだけ、そんな野球は現実の球場には売ってないんだぜ?
そんな中、佐藤選手がプロ初本塁打。此は見事な一発でしたが、こうして結果を見せていく事が今の佐藤選手に求められているのでしょうし、こうして機会を増やしていくんだろうな、と。まだまだこれからってとこでしょうけど、定位置を与えなきゃいけなくなるくらいに打撃で見せていかなきゃね。まずは半歩・・・いや、靴を履いたってところかな?玄関ドアを蹴破って飛び出そうぜ!
【まとめるしかないのか・・・】
まぁアレだよね。武田勝投手にゃ悪いけど先発投手が序盤に大量失点喰らうとこうなる罠。まぁ武田勝投手に云々は上でアレしたんでアレ。2番手で登板のモルケン投手。モルケン投手が中々と言うか上々とまではいかないか。モルケン投手はああいう荒れ球を球威で剛りk・・・じゃなくゴリ押すタイプなんで、ああいうのは仕方ないですよ。ただ、そうそうスタンドまではいかないでしょ?みたいな?
なのでモルケン投手は今回みたいな内容で今回みたいな位置で投るなら全然アリですよ。これよりもっと後ろでもっと多く登板させるとなると、少なくとも増井投手くらいには落ち着いてくれなきゃ厳しいでしょうけどね。
で、やはりモルケン投手の登録に「?」と言う人は多いようで、「他に投手がいるだろ!」とか言う人もね。そう言う人は得てして具体名を挙げなかったりするんですが、数少ない具体名の中には多田野投手とかね。多田野投手を先に試すってのは無いでしょう?多田野投手は・・・救援で回すならそれなりに考えられる投手でしょうし、それならまだ未確定なモルケン投手を先に試したいってとこじゃないですかね?
まぁそう言う人らってのはモルケン投手の内容や結果には全く興味がなく、自分の興味のわかない選手は使うな、興味のある選手を優先的に使ってくれとでも言う、そんな感覚なんだろうけどね。
それと根本投手。最後の方がgdgdになりましたが、それも経験の内なんでしょう。まあ経験とか言ってられない年齢になってきてますが、今まではこうして打たれたりするような機会も少なかったでしょうし、機会はそう多くそう長くもらえないかもですけど、血肉にしていって欲しいね。
そして最後に登板の石井投手。復活を宣言して良いんじゃないですかね?ちょい前の打たれぶりから競った展開では試しづらかったでしょうし、こういう試合を歓迎する訳じゃないですけど、格好の試運転コースだったかな?とはね。
まぁ勝ち試合とか競った試合じゃ出来ないことって結構あるんですよね。それはシーズンも然り、優勝争いとかAクラス争いですとか、そう言う中じゃ出来ない事も一杯ある。そう言うのがここ暫くは出来なかったと思います。近年で唯一Bクラスの4位に終わった年だって、最後までAクラス争いしてましたからね。だからといって早々に諦めるのが良いとは言いませんけど、出来ない時は出来ない時でしょうがない、でも出来る時になったら思いっきりやれば良いんです。全ては無駄じゃないんです。
この試合でもモルケン投手と石井投手が確認できて、根本投手に経験を積ませられました。佐藤選手に一発もありました。課題としては組み合わせて連携させる機会の少なかった若手野手陣の連携不足・・・でも課題があるってのは悪い事じゃないからね。課題は多けりゃ多いほど良い・・・ってのは落合さんの受け売りですが、課題が見つかったら挑戦すりゃ良いんです。そうして若手は一人前になっていくんです。それを失敗する機会を奪って課題を隠してしまうってのは、その選手に一切期待しない、そのまま消えてくれるのが一番良いって事なんでしょうかねえ?
・・・なんだか、稲葉選手と金子誠選手と二岡選手で、銀河鉄道で機械の体を貰いに行かなきゃいけないかもですね、そういうのばっかりだったら。
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