【NEXT LEVEL】9月20日 オリックス22回戦
【一言】
全力だとかなんだとか。結局は今この時点で何を狙うかだよね。まず上を向くのか下を向くのか、上ならまずどの辺を見るのか、下ならどのように降りていくのか。まぁ、こういう世界ですので可能性と言うものが残っているうちに下を見ることはないですし、それをやると敗退行為になってしまいますし。
確かに現状以上の上昇はチーム状態的に厳しい部分はありますが、だからと言ってリタイヤするというのがどれほど難しいか。そりゃそれを声高に訴えるような人はそれでもいいかもしれませんし、私もそういう選択を取ったならとったで、事情を察して受け入れる準備はありますが、全てのファンがついていけるわけじゃない。
そしてその時、選手のテンションがどうなるのか?狙えるものを狙わない、そういう選択をする球団に居たいと思う選手ばかりなら、それはそれで良いんですが。内を見ても外を見ても、簡単に選べる選択肢じゃないんですよ、白旗揚げるなんて。
反対に、上を狙うにしても「全勝だ」「ここから全試合総力戦だ」とは行きません。何を捨てて何を得るのか、それを良く見極めなければいけません。その上で捨てるものは非常に徹して捨てなければいけません、可能性も、白星も。今日勝つために明日以降を捨てるようなことはできませんから。これは先日アレしたアレです。
あくまで勝ち抜くことを目標とするのなら、目先の1勝ではなくどうしたらそこに指1本でも届くのか、どこをどう通っていくのが無理がないか、そういう道順を見極めるべきじゃないかと。全てを拾おうとして、結果全てを失うことだってあるんですから。
「全部取れ」と言うなとは言わないけどね、結果それがより多くを得る事にはならないって事を言いたかったんだよね。「全部」ではなく「多く」、それが重要だと。
【攻】
今日は両軍そうだったけど、先発投手なり守備なりの乱れから何点弾き出せるかと。結果オリックスは糸数の四球と稀哲の打球処理ミスから2点、ハムは木佐貫の暴投から3点、これで勝負を決めてしまいましたね。逆に言えばどっちもそこ以外は絶対にミスをしない、そういう試合だったわけで、追加点は難しかったのかな?と。
2点ビハインドで糸数を諦めて榊原にスイッチ、なんとしても勝たなければいけなくなった3回裏、先頭大野の安打に飯山が送って1死走者二塁。賢介の一ゴロが進塁打となって2死走者三塁で稀哲が四球、2死走者一塁三塁。ここで木佐貫が暴投で三塁走者大野が還って1点、更に稲葉小谷野の連続適時打で2点を返して逆転、榊原当番で落とせない試合の流れを引き寄せた。
小谷野がちょっと落ち着いてきている・・・やっぱり先日のアレでツキが逃げちゃいましたかね?その代わりここに来て稲葉が調子を上げてきていまして。これは非常に心強い。稲葉に関しては一部の声だけでかいファンからは「老害」だの「監督風のコメントはやめろ」と糞味噌に言われてますが、そんなに酷い選手ではないんですよ。
確かに調子の波は大きくなったかもしれませんし、山より谷が大きくなってきたかもしれません。それでもまだ一線をはれる実力はありますし、ちゃんとやってれば絶対結果を出すんですよ。今に見てろコノヤロー、見たかコノヤロー!ですよ、ええ。
小谷野は1安打1打点で今季108打点目。1981年のソレイタ、2004年のセギノールに並んで球団歴代3位タイ。残り試合も少ないですが、少しでも上を目指して欲しいです。賢介は首位打者も最多安打も厳しくなったかな・・・
【防】
糸数はやはりああいう場面がね。何か気になることがあったり気負ったりすると途端に悪くなる。まぁ、2回先頭カブレラへの四球は自分で出したものですしアレですけど、そのあと北川打ちとってバルディリスの一打は小谷野のグラブで軌道が変わってそのまま左翼グラウンドへ。
これ、小谷野に「取れよ」というのは酷な当たりではありましたが、稀哲は確り処理して欲しかった。この打球の処理に稀哲がもたついている間に一塁走者のカブレラは三塁へ、打者走者バルディリスも二塁へ。せめてこれを稀哲が処理でき照れば一塁三塁だったんでしょうけどね。軌道が変わったといっても明後日の方向に行った訳ではありませんし、稀哲にはねぇ。珍しいけどね。
こういうのがあると糸数は踏ん張れなくなるのでして、案の定カラバイヨに2点適時二塁打を打たれて2失点、先制を許してしまいました。ただ、その後野選で1死走者一塁三塁の危機を迎えるも更なる失点は許さず、ここは最低限踏ん張れたのではないかと思います・・・が。2点がなぁ。
この状態でしたんで糸数は2回終了で御役御免とされてしまいますが、これが後々の継投の苦しさ、そしてひょっとしたら明日以降に繋がるかもしれませんので、2点で踏ん張った事を評価して3回まで行かせても良かったかなぁ、とか。でもそれでまた何かあったらそれこそ手をつけられませんし、仕方ないっちゃ仕方ないんですけどね。これは糸数に頑張ってもらって、続投させてもらえるようになるしかないですよ。
でもまぁ、新谷が言ってたように、勝てたのはあそこで2点に抑えられたから、それも大きいんだから落ち込みすぎる必要は無いですよ。それを気にしないことが、今の糸数には必要だ。だからマウンド上がる前に酒飲ませって言ってたのに。
で、先発を2回で降ろしましたので3回からは継投です。ここで点差がもっと開いていれば吉川だったのでしょうが、2点差と言うことでまだ捨てる点差じゃなく榊原が登板します。榊原は昨日も投ってますので連投、しかも昨日は2イニングスですので、今日の登板で明日は積極的に使えなくなってしまいます。
もし引っ張れば消極的にも使えなくなってしまいます。なので、ここで榊原を出す以上この試合は落とせないという事です。落とせないから榊原を出したというのもありますが、榊原を出しちゃった以上2日連続で無駄にして、明日以降の登板ができないとなれば、それこそ何のための執念か、と言うことになります(執念については後述)。なので、出す以上使う以上は負けられません。「勝つぞ」というアピールでもあったかもしれません。
その悲壮なベンチの決断を背に榊原は好投、3回は後藤に安打されるも無失点、5回はバルディリスカラバイヨ前田大と3者凡退、5回先頭の大引まで打ちとって林にスイッチ。何度もいいますが、こういういい投手はやはりもう少し後ろで使いたいんですよね。先発が良くなれば、今の場所では出番がなくなるんですから。
3番手の林も後藤に安打されるも無失点で、6回からは建山。やはり早いよなぁ・・・本当はここで菊地を使いたいんですが、やはり調子がイマイチなんでしょうかね。昨日の投球では完璧ではないにしろ、そこそこ投れたと思うんですけどね。クリーンアップが怖いなら、下位に回る7回でも良かったですし。
建山は7回2死まで・・・6回先頭のカブレラに四球を出されますが(?これも後述!)、北川を中飛に打ち取った後はバルディリス、カラバイヨ、7回に入って前田大と大引、4者連続三振で7回2死まで投って宮西にスイッチ。良かったんだけど、投らせちゃったなぁ。球数は23球でも打者6人だからねぇ。
宮西は坂口に安打されますが田口を右邪飛、8回に入って後藤を二ゴロで御役御免。やはり前倒しで久の当番となります。久はそこから9回代打のT‐岡田までの打者5人を完全に抑えて17セーブ目。20球ながら打者5人、建山共々明日以降が心配であります。
【敵】
木佐貫は踏ん張りきれないなぁ。他にも色々あったんでしょうが、こういうところも読売を出される、「環境変えてみろ」ってなる理由なのかと。10勝は立派ですが12敗はちょっとね。金子千というエースがいるから助かってますけど、エースの次の日を任される投手としては、もう少しピリッとしていて欲しい。怪我しているとかなら兎も角ね。
【総】
1勝1敗で迎えた実質プレーオフ第3戦、見事ハムが勝って2勝1敗!勝ち星1つ先行しました!しかしキツイね、しんどいね。ホント、リタイヤできるんならしてしまいたいというか、もう充分楽しんだからこれ以上は来年!ってやりたいよ。でも、そうは行かないんだよな。お金を払って球場に見に行くファンもいるし、選手には査定も絡んでくるし、手抜きのような事はできませんよ。これ以上は厳しいからもう休めとか、そんなことできるわけがない。
さて、6回先頭カブレラの四球。まぁ、ジャッジが違っても結局はそのあと四球とか安打だったかもしれませんし、それこそ一発放り込まれるよりはマシだったわけですけど、それでもあれはおかしいなぁ。3球目とか取ってくれてもおかしくないし、そのほかにも審判さんによっては・・・と言う球も。
ちょっと狭すぎと言うか。「狭いゾーンがパの投手を育てる」なんて物書きが言いますがね、やってる選手にはそんなもんじゃないですよ、冗談じゃない。生活賭けてるんだ、人生賭けてるんだ。じゃなきゃ楽天の山も栄村に激昂せんよ。
他にも稀哲のハーフスイングで微妙なジャッジがあったり。同じようなのを同じ打席で取ったり取らなかったり、これは選手はやってられませんよ。何をどこまでどうすればいいのか。審判さんによって差があるのはわかりますよ。でも同じ人が同じ試合で曖昧ってのがね。ナローもワイドも構わんが、バリアブルは勘弁。
それと執念。朝のラジオで岩本様が力説なさっていましたがね、そんなもんみんな持ってますよ。ただ、若い選手はその表現の仕方がイマイチわからなかったり、ベテランでも人それぞれだったり。「うたれたらり抑えられたら悔しい顔しろ!」って言われましても、顔に出さない選手だっているでしょうし。
物に当たったり不貞腐れるのを良しとしないチーム事情だってあるでしょうし。まずベンチから殺伐させろって言うんですかね?どこぞの球団みたいに「笑顔禁止」とかやりますか?それでいいんですか?
確かに貴方にとってパッと見それは感じられないのかもしれませんが、だからと言ってそれがないと決め付けるのはどうなのかと。感じられないものは貴方が感じられないだけであって、それを「無い」と決め付けるのは早計ですよ。
打たれて降板した投手のコメントが出るたびに色々いいますよね。「調子良かったは違う」とか「もっと悔しさを云々」とか。そんなコメント、球団が「こういう風に纏めなさい」ってやってるに決まってるでしょ。本当にこの組織の中に居た人なのかと思ってしまいますね。
岩本は嫌いじゃない・・・なんて言うのは白々しいですが、嫌いにはなりきれない。ただ、主観で喋るのはいいにしても。実況中に感情だけで口を回しすぎ、マトモな解説になっていない事も屡。ちゃんと解説してくれよと、今のプレーがどういう意味があったのか、それをみんな聞きたいんだと。岩本勉フリートークの時間じゃないんですよ、と。
あと、やはりと言うか、言葉が出なくなると精神・根性に逃げるところとか。それらだってあるでしょうけど、それだけじゃなくて技術とかその場の戦術、或いは試合全体、カード全体、シーズン通した戦略ですとか、その場の読み合いとか、そういうのを喋れるようになって来ればなぁ、と。まぁ、それができるようなら、違う人生歩んでいるんでしょうが。
まぁ、こういうことをTwitterで垂れる事を良く思わない方も多いでしょうが、私はこう思っていますので。反論はどうぞ御自由に。自由な発言には自由な反論が飛んで来て当然ですし。
さて、Kスタではロッテが楽天の追い上げを受け延長戦に突入するも、12回表に勝ち越し、12回裏は小林宏が雪辱を果たして仙台での連敗を16でストップ。と言うことはハムの単独3位はお預けと言うことでして。都合よく向こうも負けてはくれませんし、根気強く勝つしかないですねぇ。
ハムも、これまで3歩進んで2歩下がっていたのが、今回は交代を1歩に止めてその分を早速取り戻しました。貯金5に復帰です。今度こそ貯金6に伸ばして欲しいんですが、敵もさるもの引っ掻くもの、オリックスだってCSは譲れませんし、簡単に負けてはくれないはずです。
明日が4連戦最後、そして28日には京セラで"第5戦"がある実質プレーオフのオリックス戦、この最後の5戦をここまでハムの2勝1敗で来てますが、ここはできれば4勝1敗、最低でも3勝2敗と勝ち越さなければCSは厳しいわけです。まさに、プレーオフな5試合なんです。
ロッテはハムとの直接対決が無く、苦手のソフトバンク戦と得意のオリックス戦。ハムと同率なら今季対戦成績で上回るロッテが上になりますので、ハムとしては全試合終了時に0.5ゲーム以上上にいないといけないわけでして。となると西武と0.5ゲーム差に詰めたソフトバンクには勢いで行ってもらって、オリックスには何とか潰しあいをして・・・少なくとも京セラではオリックスの2連勝で行ってもらわないとハムは厳しいんですよね。
勿論ハムが勝つことが前提でして、他所が上手くいってもハムが負ければ厳しいままでして。試合がもう2~3試合残っていたらなぁ。ハムが終わった後にロッテオリックスが2試合と言うのがね。28日までには決めてしまわないことには。
あ、ロッテは楽天とも1試合残ってるね。オリックスとの最終戦の裏ですので、ここでハムはオリックスに勝って、そして楽天さんにも頑張ってもらって、ロッテオリックス両チームを1.5ゲーム以上リードしていればCS確定ですよ。なので、やはり28日が"プレーオフ第5戦"なわけでして。ヒリヒリするなぁ、楽しいなぁ。
明日はウルフですが、「もしも」があっても榊原は使えません。多めに投った建山もできれば温存したいところ。ただ、これまで先発で勝ててるとはいえ中盤に被安打が増え、球数を増やして6回が何とかです。中盤を何とか凌いで7回当たりまで投ってくれれば、計算もしやすくなるんですがねぇ。先発ウルフの成長に期待!
【記事タイトル】
YU‐KIさんで「NEXT LEVEL」。Take a chance 心が求め続けた瞬間ここにある!



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残り7試合 vsバフォローズ22回戦 リリーフ陣の奮起! : 氷下魚の私的なつぶやき / incomplete blue 2010/09/20 日本ハム競り勝ち3位キープとか「カセットをふーふーするのはダメなんだよ」だとか / キャプテンと監督の気持ちがよく出ていた、これ大事(9/20VSオリックス22回戦○ ) - ハムかつサンドはたべものです / 対オリックスバファローズ22回戦@札幌ドーム - シスアド with FHR / [10Fs]緊急登板の榊原9勝目でオリックスを突き放す: ZAWA talk -福八非公認グッズ撲滅!!- / はむわんこ - リリーフ5人炎のリレーで1点差を死守!パピメイのワンダッシュ! / 過酷なミッション - STRENGTH / 9/20・日本ハムvsオリックス(札幌ドーム)観戦記 ふりこ的徒然日記 /
全力だとかなんだとか。結局は今この時点で何を狙うかだよね。まず上を向くのか下を向くのか、上ならまずどの辺を見るのか、下ならどのように降りていくのか。まぁ、こういう世界ですので可能性と言うものが残っているうちに下を見ることはないですし、それをやると敗退行為になってしまいますし。
確かに現状以上の上昇はチーム状態的に厳しい部分はありますが、だからと言ってリタイヤするというのがどれほど難しいか。そりゃそれを声高に訴えるような人はそれでもいいかもしれませんし、私もそういう選択を取ったならとったで、事情を察して受け入れる準備はありますが、全てのファンがついていけるわけじゃない。
そしてその時、選手のテンションがどうなるのか?狙えるものを狙わない、そういう選択をする球団に居たいと思う選手ばかりなら、それはそれで良いんですが。内を見ても外を見ても、簡単に選べる選択肢じゃないんですよ、白旗揚げるなんて。
反対に、上を狙うにしても「全勝だ」「ここから全試合総力戦だ」とは行きません。何を捨てて何を得るのか、それを良く見極めなければいけません。その上で捨てるものは非常に徹して捨てなければいけません、可能性も、白星も。今日勝つために明日以降を捨てるようなことはできませんから。これは先日アレしたアレです。
あくまで勝ち抜くことを目標とするのなら、目先の1勝ではなくどうしたらそこに指1本でも届くのか、どこをどう通っていくのが無理がないか、そういう道順を見極めるべきじゃないかと。全てを拾おうとして、結果全てを失うことだってあるんですから。
「全部取れ」と言うなとは言わないけどね、結果それがより多くを得る事にはならないって事を言いたかったんだよね。「全部」ではなく「多く」、それが重要だと。
9月20日 第22回戦 日本ハム10勝 / オリックス11勝 / 1引き分け |
札幌ドーム 14時開始 3時間16分 観衆:32625人 |
北海道日本ハム | オリックス | ||
糸数(2回 50球) 榊原(2回1/3 30球) 林(2/3 12球) 建山(1回2/3 23球) 宮西(2/3 9球) 武田久(1回2/3 20球) | 投 手 | 木佐貫(2回2/3 49球) 比嘉(2回 26球) 古川(1回 19球) 香月(1回1/3 24球) 岸田(1回 13球) | |
本塁打 | |||
プロ野球速報:Sports@nifty エキサイトベースボール | プロ野球速報 プロ野球スコア速報 : nikkansports.com プロ野球試合結果 ― スポニチ Sponichi Annex 野球 |
【攻】
今日は両軍そうだったけど、先発投手なり守備なりの乱れから何点弾き出せるかと。結果オリックスは糸数の四球と稀哲の打球処理ミスから2点、ハムは木佐貫の暴投から3点、これで勝負を決めてしまいましたね。逆に言えばどっちもそこ以外は絶対にミスをしない、そういう試合だったわけで、追加点は難しかったのかな?と。
2点ビハインドで糸数を諦めて榊原にスイッチ、なんとしても勝たなければいけなくなった3回裏、先頭大野の安打に飯山が送って1死走者二塁。賢介の一ゴロが進塁打となって2死走者三塁で稀哲が四球、2死走者一塁三塁。ここで木佐貫が暴投で三塁走者大野が還って1点、更に稲葉小谷野の連続適時打で2点を返して逆転、榊原当番で落とせない試合の流れを引き寄せた。
小谷野がちょっと落ち着いてきている・・・やっぱり先日のアレでツキが逃げちゃいましたかね?その代わりここに来て稲葉が調子を上げてきていまして。これは非常に心強い。稲葉に関しては一部の声だけでかいファンからは「老害」だの「監督風のコメントはやめろ」と糞味噌に言われてますが、そんなに酷い選手ではないんですよ。
確かに調子の波は大きくなったかもしれませんし、山より谷が大きくなってきたかもしれません。それでもまだ一線をはれる実力はありますし、ちゃんとやってれば絶対結果を出すんですよ。今に見てろコノヤロー、見たかコノヤロー!ですよ、ええ。
小谷野は1安打1打点で今季108打点目。1981年のソレイタ、2004年のセギノールに並んで球団歴代3位タイ。残り試合も少ないですが、少しでも上を目指して欲しいです。賢介は首位打者も最多安打も厳しくなったかな・・・
【防】
糸数はやはりああいう場面がね。何か気になることがあったり気負ったりすると途端に悪くなる。まぁ、2回先頭カブレラへの四球は自分で出したものですしアレですけど、そのあと北川打ちとってバルディリスの一打は小谷野のグラブで軌道が変わってそのまま左翼グラウンドへ。
これ、小谷野に「取れよ」というのは酷な当たりではありましたが、稀哲は確り処理して欲しかった。この打球の処理に稀哲がもたついている間に一塁走者のカブレラは三塁へ、打者走者バルディリスも二塁へ。せめてこれを稀哲が処理でき照れば一塁三塁だったんでしょうけどね。軌道が変わったといっても明後日の方向に行った訳ではありませんし、稀哲にはねぇ。珍しいけどね。
こういうのがあると糸数は踏ん張れなくなるのでして、案の定カラバイヨに2点適時二塁打を打たれて2失点、先制を許してしまいました。ただ、その後野選で1死走者一塁三塁の危機を迎えるも更なる失点は許さず、ここは最低限踏ん張れたのではないかと思います・・・が。2点がなぁ。
この状態でしたんで糸数は2回終了で御役御免とされてしまいますが、これが後々の継投の苦しさ、そしてひょっとしたら明日以降に繋がるかもしれませんので、2点で踏ん張った事を評価して3回まで行かせても良かったかなぁ、とか。でもそれでまた何かあったらそれこそ手をつけられませんし、仕方ないっちゃ仕方ないんですけどね。これは糸数に頑張ってもらって、続投させてもらえるようになるしかないですよ。
でもまぁ、新谷が言ってたように、勝てたのはあそこで2点に抑えられたから、それも大きいんだから落ち込みすぎる必要は無いですよ。それを気にしないことが、今の糸数には必要だ。だからマウンド上がる前に酒飲ませって言ってたのに。
で、先発を2回で降ろしましたので3回からは継投です。ここで点差がもっと開いていれば吉川だったのでしょうが、2点差と言うことでまだ捨てる点差じゃなく榊原が登板します。榊原は昨日も投ってますので連投、しかも昨日は2イニングスですので、今日の登板で明日は積極的に使えなくなってしまいます。
もし引っ張れば消極的にも使えなくなってしまいます。なので、ここで榊原を出す以上この試合は落とせないという事です。落とせないから榊原を出したというのもありますが、榊原を出しちゃった以上2日連続で無駄にして、明日以降の登板ができないとなれば、それこそ何のための執念か、と言うことになります(執念については後述)。なので、出す以上使う以上は負けられません。「勝つぞ」というアピールでもあったかもしれません。
その悲壮なベンチの決断を背に榊原は好投、3回は後藤に安打されるも無失点、5回はバルディリスカラバイヨ前田大と3者凡退、5回先頭の大引まで打ちとって林にスイッチ。何度もいいますが、こういういい投手はやはりもう少し後ろで使いたいんですよね。先発が良くなれば、今の場所では出番がなくなるんですから。
3番手の林も後藤に安打されるも無失点で、6回からは建山。やはり早いよなぁ・・・本当はここで菊地を使いたいんですが、やはり調子がイマイチなんでしょうかね。昨日の投球では完璧ではないにしろ、そこそこ投れたと思うんですけどね。クリーンアップが怖いなら、下位に回る7回でも良かったですし。
建山は7回2死まで・・・6回先頭のカブレラに四球を出されますが(?これも後述!)、北川を中飛に打ち取った後はバルディリス、カラバイヨ、7回に入って前田大と大引、4者連続三振で7回2死まで投って宮西にスイッチ。良かったんだけど、投らせちゃったなぁ。球数は23球でも打者6人だからねぇ。
宮西は坂口に安打されますが田口を右邪飛、8回に入って後藤を二ゴロで御役御免。やはり前倒しで久の当番となります。久はそこから9回代打のT‐岡田までの打者5人を完全に抑えて17セーブ目。20球ながら打者5人、建山共々明日以降が心配であります。
【敵】
木佐貫は踏ん張りきれないなぁ。他にも色々あったんでしょうが、こういうところも読売を出される、「環境変えてみろ」ってなる理由なのかと。10勝は立派ですが12敗はちょっとね。金子千というエースがいるから助かってますけど、エースの次の日を任される投手としては、もう少しピリッとしていて欲しい。怪我しているとかなら兎も角ね。
【総】
1勝1敗で迎えた実質プレーオフ第3戦、見事ハムが勝って2勝1敗!勝ち星1つ先行しました!しかしキツイね、しんどいね。ホント、リタイヤできるんならしてしまいたいというか、もう充分楽しんだからこれ以上は来年!ってやりたいよ。でも、そうは行かないんだよな。お金を払って球場に見に行くファンもいるし、選手には査定も絡んでくるし、手抜きのような事はできませんよ。これ以上は厳しいからもう休めとか、そんなことできるわけがない。
さて、6回先頭カブレラの四球。まぁ、ジャッジが違っても結局はそのあと四球とか安打だったかもしれませんし、それこそ一発放り込まれるよりはマシだったわけですけど、それでもあれはおかしいなぁ。3球目とか取ってくれてもおかしくないし、そのほかにも審判さんによっては・・・と言う球も。
ちょっと狭すぎと言うか。「狭いゾーンがパの投手を育てる」なんて物書きが言いますがね、やってる選手にはそんなもんじゃないですよ、冗談じゃない。生活賭けてるんだ、人生賭けてるんだ。じゃなきゃ楽天の山も栄村に激昂せんよ。
他にも稀哲のハーフスイングで微妙なジャッジがあったり。同じようなのを同じ打席で取ったり取らなかったり、これは選手はやってられませんよ。何をどこまでどうすればいいのか。審判さんによって差があるのはわかりますよ。でも同じ人が同じ試合で曖昧ってのがね。ナローもワイドも構わんが、バリアブルは勘弁。
それと執念。朝のラジオで岩本様が力説なさっていましたがね、そんなもんみんな持ってますよ。ただ、若い選手はその表現の仕方がイマイチわからなかったり、ベテランでも人それぞれだったり。「うたれたらり抑えられたら悔しい顔しろ!」って言われましても、顔に出さない選手だっているでしょうし。
物に当たったり不貞腐れるのを良しとしないチーム事情だってあるでしょうし。まずベンチから殺伐させろって言うんですかね?どこぞの球団みたいに「笑顔禁止」とかやりますか?それでいいんですか?
確かに貴方にとってパッと見それは感じられないのかもしれませんが、だからと言ってそれがないと決め付けるのはどうなのかと。感じられないものは貴方が感じられないだけであって、それを「無い」と決め付けるのは早計ですよ。
打たれて降板した投手のコメントが出るたびに色々いいますよね。「調子良かったは違う」とか「もっと悔しさを云々」とか。そんなコメント、球団が「こういう風に纏めなさい」ってやってるに決まってるでしょ。本当にこの組織の中に居た人なのかと思ってしまいますね。
岩本は嫌いじゃない・・・なんて言うのは白々しいですが、嫌いにはなりきれない。ただ、主観で喋るのはいいにしても。実況中に感情だけで口を回しすぎ、マトモな解説になっていない事も屡。ちゃんと解説してくれよと、今のプレーがどういう意味があったのか、それをみんな聞きたいんだと。岩本勉フリートークの時間じゃないんですよ、と。
あと、やはりと言うか、言葉が出なくなると精神・根性に逃げるところとか。それらだってあるでしょうけど、それだけじゃなくて技術とかその場の戦術、或いは試合全体、カード全体、シーズン通した戦略ですとか、その場の読み合いとか、そういうのを喋れるようになって来ればなぁ、と。まぁ、それができるようなら、違う人生歩んでいるんでしょうが。
まぁ、こういうことをTwitterで垂れる事を良く思わない方も多いでしょうが、私はこう思っていますので。反論はどうぞ御自由に。自由な発言には自由な反論が飛んで来て当然ですし。
さて、Kスタではロッテが楽天の追い上げを受け延長戦に突入するも、12回表に勝ち越し、12回裏は小林宏が雪辱を果たして仙台での連敗を16でストップ。と言うことはハムの単独3位はお預けと言うことでして。都合よく向こうも負けてはくれませんし、根気強く勝つしかないですねぇ。
ハムも、これまで3歩進んで2歩下がっていたのが、今回は交代を1歩に止めてその分を早速取り戻しました。貯金5に復帰です。今度こそ貯金6に伸ばして欲しいんですが、敵もさるもの引っ掻くもの、オリックスだってCSは譲れませんし、簡単に負けてはくれないはずです。
明日が4連戦最後、そして28日には京セラで"第5戦"がある実質プレーオフのオリックス戦、この最後の5戦をここまでハムの2勝1敗で来てますが、ここはできれば4勝1敗、最低でも3勝2敗と勝ち越さなければCSは厳しいわけです。まさに、プレーオフな5試合なんです。
ロッテはハムとの直接対決が無く、苦手のソフトバンク戦と得意のオリックス戦。ハムと同率なら今季対戦成績で上回るロッテが上になりますので、ハムとしては全試合終了時に0.5ゲーム以上上にいないといけないわけでして。となると西武と0.5ゲーム差に詰めたソフトバンクには勢いで行ってもらって、オリックスには何とか潰しあいをして・・・少なくとも京セラではオリックスの2連勝で行ってもらわないとハムは厳しいんですよね。
勿論ハムが勝つことが前提でして、他所が上手くいってもハムが負ければ厳しいままでして。試合がもう2~3試合残っていたらなぁ。ハムが終わった後にロッテオリックスが2試合と言うのがね。28日までには決めてしまわないことには。
あ、ロッテは楽天とも1試合残ってるね。オリックスとの最終戦の裏ですので、ここでハムはオリックスに勝って、そして楽天さんにも頑張ってもらって、ロッテオリックス両チームを1.5ゲーム以上リードしていればCS確定ですよ。なので、やはり28日が"プレーオフ第5戦"なわけでして。ヒリヒリするなぁ、楽しいなぁ。
明日はウルフですが、「もしも」があっても榊原は使えません。多めに投った建山もできれば温存したいところ。ただ、これまで先発で勝ててるとはいえ中盤に被安打が増え、球数を増やして6回が何とかです。中盤を何とか凌いで7回当たりまで投ってくれれば、計算もしやすくなるんですがねぇ。先発ウルフの成長に期待!
【記事タイトル】
YU‐KIさんで「NEXT LEVEL」。Take a chance 心が求め続けた瞬間ここにある!



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残り7試合 vsバフォローズ22回戦 リリーフ陣の奮起! : 氷下魚の私的なつぶやき / incomplete blue 2010/09/20 日本ハム競り勝ち3位キープとか「カセットをふーふーするのはダメなんだよ」だとか / キャプテンと監督の気持ちがよく出ていた、これ大事(9/20VSオリックス22回戦○ ) - ハムかつサンドはたべものです / 対オリックスバファローズ22回戦@札幌ドーム - シスアド with FHR / [10Fs]緊急登板の榊原9勝目でオリックスを突き放す: ZAWA talk -福八非公認グッズ撲滅!!- / はむわんこ - リリーフ5人炎のリレーで1点差を死守!パピメイのワンダッシュ! / 過酷なミッション - STRENGTH / 9/20・日本ハムvsオリックス(札幌ドーム)観戦記 ふりこ的徒然日記 /
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