【WINDING ROAD】9月15日 東北楽天21回戦
【一言】
岩隈お前もか。まぁ、行きたいやつはいけばいいと思うよ。向こうは中4日が基本とはいえ球数管理が徹底してるし、不安のある岩隈にはかえっていい環境かもしれない。でもな、3年契約の2年目でこういうことを言うのはどうなんだろう。ひょっとしたら3年契約ってのも実は2年+1年で3年目は岩隈に選択権があるとか、そういう契約だったのかもしれませんし、外から見えるものが全てではないですけど。
ただ、本当にそのまま契約が残り1年残っているのを反故にして行こうというなら、ちょっといただけないかな。球団としては3年間は活躍してくれるだろと、チーム編成にしても色々営業にしても岩隈がいること前提でこの3年間は組むという事ですし、それが全てオジャンになってしまうわけで。社会的には許される事じゃないと思います。
これがまかり通るなら、複数年契約が全て意味がなくなりますよ、少なくとも球団側には。以前複数年で揉めて所属していた球団を去る選手が多くいました。そういう彼らが自分らの保障を求めて複数年契約を当たり前にしていったのですが、それが選手は活躍できなくても金払え、だけど選手側が都合悪くなったら一方的に破棄、これでは商売になりません。一緒に商売できませんよ。
あっちに行くとか行かないとかは本人の希望ですから、それは仕方がないですが、自分が判を押した約束事だけは守って欲しいものですね。外国人なんかは違約金込みで引き抜かれる事例がありますが、それが日本人までとなると、いよいよ日本プロ野球は持たなくなりますよ。契約の意味がなくなってしまう。
【攻】
今日は前2試合の鬱憤を晴らすかのような打線の活躍で13安打7点の猛攻。その中で光っていたのは陽。稀哲の不調で2番に抜擢された陽ですが、最初の3打席は聖澤の守備練習のような3打席連続中飛。しかし2死から安打の賢介を塁に置いた6回の第4打席は左前打で賢介が生還し適時打、8回も2死から賢介敬遠で走者一塁二塁、この絶好機に左中間への2点適時三塁打!
陽は前に打撃は開花しかけた事もあったものの、ここ暫くは低調。守備は外野で開花しましたが、あとは何とか打撃を磨かないとレギュラーは厳しいわけで。なのでこの2安打3打点の活躍はいいですね。
そして鵜久森。本日登録即スタメンだったわけですが、4打数1安打とまずまずの活躍。ただ、秘めてるものを考えると物足りないな。プロ1号は中田に越されましたが、その中田が壁に苦しんでる間に、鵜久森も何か見せて欲しいですね。とりあえずは先発投手の左右で村田と併用でしょうかね?
3番4番が活躍。他の打者も打ってないのに、昨日の試合では「3番4番が打てないんじゃ駄目」と言う声が多かったですが、それは期待の裏返しか?それにしても5回の小谷野の二塁打・・・本塁打性の当たりを左翼最前列のファンが身を乗り出して捕球、その結果二塁打と言う判定に。これはそのファンはいただけませんね。
大野が猛打賞、先制点を含む3安打2打点の活躍。鶴岡でも年にある程度固め打ちする時期がありますから、大野もこれで「打撃開眼」とは言わないけど、この調子を持続できればいいですね。是非、そうして欲しい。
【防】
先発ウルフの3試合目、序盤3イニングスを3者凡退×3の9者凡退で〆るなど4回まで内野安打1本のみで無失点と、中々いい感じで試合を作るも、5回には3安打で1失点、6回には2安打のあと二ゴロの間に1失点。やはり中盤以降が課題でしょうか。6回で95球はやはり多目ですし、中盤を踏ん張れるようになれば球数も減って7回8回までいけるんじゃないでしょうか。
7回からは宮西→榊原→建山→久のリレー。宮西は枡田を三振にとったあと、渡辺直宮出の連続安打で塁を埋め、聖澤を二飛に取り、中村紀を迎えたところで榊原にスイッチ。ここで榊原は以外でもなんでもないですね。結果を残してきた榊原をこういう場面で使うために、金森や吉川がいるわけですから。榊原も、今季はあのポジションからのスタートだったんですよ。
そして8回は建山。1死から2安打されるも嶋を併殺に取り、7球で8回を終了。まぁ、建山ならこんなものでしょう。
そして9回の久。今日はイマイチでしたね。ただ、こういうときはありますし、これが僅差の試合で出なかっただけ良かったという事で。久も厄落としですよ。ただ、5点差がありましたので、ここで金森辺りを試せなかったかなぁと。まぁ、8回裏に2点追加するまでは3点差でしたし、久しか準備していなかったのでしょうけどね。
【敵】
山が凄い。打撃の調子が全然打率とリンクしていない。つまり、物凄い不調から物凄い勢いで打って戻したという事か?どう見ても3割は打ってる打撃だよ。鉄平とかが打つのはわかるんだけどな。ノリがどうなるかわからんだけに、山にはまだまだ頑張って欲しいものです。
【総】
あの客。プロ野球の場合退場らしいんですけどね、試合進行を邪魔したら。試合終了まで居させて貰えたみたいですが、相当居心地は悪かったでしょう。だって本塁打1本損したかもしれないんですよ。実際ならなかったものがなっていたかどうかは断言できないですが、本塁打になっていた可能性が非常に高い打球ですから。
試合進行の邪魔だけではないです。以前横浜スタジアムでスタンドから観客が落下した事故があったでしょう?ああいうことだってありうるんですよ。そういう危険性、また生きた打球に直接振れる事の危険性(これだって大怪我する可能性は充分ある)、そういうものを理解して欲しいわけですよ。
札幌ドームのハム戦ではフィールドシートとバックネット以外一切ないですが、他球場だと防球ネットとか金網とかあったりするでしょう。あれが実は防球ではなく防ファンネットだったのを御存知の方はどれほど居られるでしょうか?
あれ、そもそも付けられたのはグラウンド内にファンが乱入する事や、ファンが物を投げ入れる事を防止する意味合いのものだったそうですよ。昔の球場では良くファンが乱入したり、グラウンドに瓶や缶を投げ入れられたりしていて、外野手が守備につく際にヘルメットを着用したり、あまりの酷さに試合が中断となり、オーナーがファンに「試合をさせてください」と頼み込んでやっと収まったとか、そういうことがあったりしたわけですよ。
「グラウンドが見にくい」などと評判の悪いネットですが、元はファンのマナーが悪くて付けられたものだったわけですよ。見にくい球場も、見やすい球場も、作るのはファンなんですよ。マツダスタジアムのようなファンとグラウンドの距離が近い球場もできましたが、ファンの行動一つで改悪される事だってありうるわけです。
興奮するのはわかります。ですが守らなければいけない一線は弁えないと。そしてそれを「責められませんよ」とかいっちゃう解説者もね。実際選手はファンに憎まれ口は叩けませんし、苦笑いするしかないですよ。それが小谷野はそのファンの心配までしちゃうわけですから、ここは解説者は確り「ああいうことはやってはいけません」と言うべきではないでしょうか。「何か面白いことが起こった」そういう認識では困ります。
で、何故か前の試合。この試合の宮西が良かったからか、前の試合でも宮西を使えと、須永が2点取られて6点差の場面で使えと。まぁ、そう思う分にはいいですし、どうぞファミスタでも燃えプロでも好きなようにやってもらえれば。ただ、現実にはそういう状況で宮西は出せないわけで。最終戦だとか、オープン戦なら兎も角。
現状144試合を戦う長丁場のペナントレース、それは決していつも全員をつぎ込めるわけではありません。前の試合のこともありますし、次の試合、そのまた次の試合のことも考えなければいけません。そういった中で今の状況でできて、翌日以降への負担も少なめにと考える事が長丁場における「全力」なのです。100mの走り方で42.195km走る事が全力ではないんです。
では貴方は言いますか?マラソンで最後競技場まで何とか喰いついた後ろの走者に「100mのつもりで走れ!それが全力だ!」と。そんなの無理ですし、残りわずかのところでリタイヤするかもしれません。そんなのは玉砕ですよ、それで何かを示せるならいいのですが、それを競うものではないでしょう、野球は。
試合の序盤で宮西ですから、打撃ならやはり序盤に稲葉や小谷野の代走に紺田を出すようなものでしょう。それで生還率は上がるかもしれませんが、そのあとの中軸の打率は落ちますし、なんと言っても終盤の大事な場面で紺田が使えない。切り札を先に出すというのは決して良いことではないんです。
宮西にしても、4回途中からどこまで投らせれば良いと思っていたか。その後もし打線が奮起して競った展開になったら、終盤は誰を投らせるつもりだったのかと。どういう継投で行って欲しかったのかと。宮西があそこから9回まで投げきるわけには行きませんからね。更に榊原は日曜に3回1/3投って中1日でしたし。
菊地や榊原も毎試合投げろとか、宮西じゃなくてもダルのスクランブル登板でもいいとか、そんなことできますかい。ダルはローテの柱ですし、これが倒れるようなことがあっては困るのです。今季残りは先発無しで中継ぎ待機と言うなら話は別ですが、残された先発の機会を確り務めてもらわねばならぬ以上、そういうことは出来ないわけです。最終戦ならあるかもしれませんけどね。
菊地榊原にしても同様。まぁ、菊地はここ暫く登板がないですが、おそらくはブルペンでの調子が良くないのでしょう、その為積極的に使えないのでしょう。榊原にしても全試合は流石に厳しいです。10連投ですか?そこまでしてダルを先発中継ぎ大車輪で活躍させるなら、ダルなり勝なりには長いイニングスを投ってもらって、中継ぎを休めてもらった方がいいですよ。
どんな負け試合でも宮西や先発のダルまでつぎ込めとか、中継ぎは残り試合全試合登板だとか、そんなことの方がとんでもない、典型的な勝てないチームの戦術のように思えますがね。
確かに負けて自力でのCS出場は一旦消滅しましたが、そこでそんな無茶をしていたら、それこそ残り試合も落として完全消滅も近付いていたわけで。何故先発をウルフの中4日ではなく中村にしたのか、何故榊原を使わずに須永を使ったか、そういうことの意味を考えて欲しいですね。
そして、前の試合で宮西を無駄遣いしなかったからこそ、榊原に無茶をさせなかったからこそ、この試合での好投に繋がったのではないか、私はそう考えます。「明日なき戦い」なんて、やっちゃいけないんですよ。
連敗ストップ。そして4位再浮上で貯金も3。しかしCS自力進出は以前復活せず。ただ、進出の可能性が完全に消えたわけではありませんので、それを信じて戦うしかありません。ここで判断を誤って玉砕したりとか、それこそ自ら可能性を手放すような事です。勝てる試合を如何に落とさずに行くか、それが重要です。
そうなると火曜の登板を回避したケッペルがいつ投げる事になるのか?おそらく予定では火曜日に投って、その次は中5日で月曜、そして中5日で日曜と言う計算だったのでしょうが、それがおそらく今度の日曜か月曜になります。そしてそのどちらかケッペルの投らないほうを誰が投るのか、そういう問題も。
糸数が19日に登録可能になりますが、そこで糸数を使うと22日と23日のどちらかが空いてしまいます。もし火曜の中村がそこそこ投っていれば中5で月曜に行かせたのでしょうし、八木が確りしてれば次の日曜も八木でしたでしょうし。ケッペルの負傷に八木と増井の不調と言うのが大きく響いています。うーん、どうしたらいいでしょう?先発金森?
今夜は勝ち頭、ヤフードームでのヒロインでは「エース」と言われた勝です。エースなら落とすわけには行きませんね。何とか貯金4に戻して「貯金5の壁」再挑戦権を。そしてCS進出への望みを繋ぐためにも!
【記事タイトル】
絢香×コブクロで「WINDING ROAD」。曲がりくねった道の先に、待っている幾つもの小さな光。まだ遠くて見えなくても、一歩ずつただそれだけを信じていこう。



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対東北楽天ゴールデンイーグルス21回戦@札幌ドーム - シスアド with FHR / vsイーグルス21回戦 とりあえず勝ったので ぇ? : 氷下魚の私的なつぶやき / 【空へ飛ぶ時】 2010/09/15 対楽天ゴールデンイーグルス21回戦 / ドキドキの9回 - STRENGTH / 試合は勝ったけど日曜朝には喝!だろう(9/15VS楽天21回戦○) - ハムかつサンドはたべものです / はむわんこ - 途中で帰ったので久劇場見なくてすんだよ&抱きつきLOVE枕って・・・ / [09/15]対東北楽天、アットサッポロ。:That's "Hokkaido Nippoon-Ham Fighters" Entertainment!! / はむはむらいふ /
岩隈お前もか。まぁ、行きたいやつはいけばいいと思うよ。向こうは中4日が基本とはいえ球数管理が徹底してるし、不安のある岩隈にはかえっていい環境かもしれない。でもな、3年契約の2年目でこういうことを言うのはどうなんだろう。ひょっとしたら3年契約ってのも実は2年+1年で3年目は岩隈に選択権があるとか、そういう契約だったのかもしれませんし、外から見えるものが全てではないですけど。
ただ、本当にそのまま契約が残り1年残っているのを反故にして行こうというなら、ちょっといただけないかな。球団としては3年間は活躍してくれるだろと、チーム編成にしても色々営業にしても岩隈がいること前提でこの3年間は組むという事ですし、それが全てオジャンになってしまうわけで。社会的には許される事じゃないと思います。
これがまかり通るなら、複数年契約が全て意味がなくなりますよ、少なくとも球団側には。以前複数年で揉めて所属していた球団を去る選手が多くいました。そういう彼らが自分らの保障を求めて複数年契約を当たり前にしていったのですが、それが選手は活躍できなくても金払え、だけど選手側が都合悪くなったら一方的に破棄、これでは商売になりません。一緒に商売できませんよ。
あっちに行くとか行かないとかは本人の希望ですから、それは仕方がないですが、自分が判を押した約束事だけは守って欲しいものですね。外国人なんかは違約金込みで引き抜かれる事例がありますが、それが日本人までとなると、いよいよ日本プロ野球は持たなくなりますよ。契約の意味がなくなってしまう。
9月15日 第21回戦 日本ハム10勝 / 楽天11勝 / 0引き分け |
札幌ドーム 18時開始 3時間35分 観衆:22740人 |
北海道日本ハム | 東北楽天 | ||
ウルフ(6回 95球) 宮西(2/3 24球) 榊原(1/3 10球) 建山(1回 7球) 武田久(1回 34球) | 投 手 | 松崎(4回1/3 78球) 山村(1回1/3 26球) 佐竹(1回1/3 16球) 川岸(1回 12球) | |
本塁打 | |||
プロ野球速報:Sports@nifty エキサイトベースボール | プロ野球速報 プロ野球スコア速報 : nikkansports.com プロ野球試合結果 ― スポニチ Sponichi Annex 野球 |
【攻】
今日は前2試合の鬱憤を晴らすかのような打線の活躍で13安打7点の猛攻。その中で光っていたのは陽。稀哲の不調で2番に抜擢された陽ですが、最初の3打席は聖澤の守備練習のような3打席連続中飛。しかし2死から安打の賢介を塁に置いた6回の第4打席は左前打で賢介が生還し適時打、8回も2死から賢介敬遠で走者一塁二塁、この絶好機に左中間への2点適時三塁打!
陽は前に打撃は開花しかけた事もあったものの、ここ暫くは低調。守備は外野で開花しましたが、あとは何とか打撃を磨かないとレギュラーは厳しいわけで。なのでこの2安打3打点の活躍はいいですね。
そして鵜久森。本日登録即スタメンだったわけですが、4打数1安打とまずまずの活躍。ただ、秘めてるものを考えると物足りないな。プロ1号は中田に越されましたが、その中田が壁に苦しんでる間に、鵜久森も何か見せて欲しいですね。とりあえずは先発投手の左右で村田と併用でしょうかね?
3番4番が活躍。他の打者も打ってないのに、昨日の試合では「3番4番が打てないんじゃ駄目」と言う声が多かったですが、それは期待の裏返しか?それにしても5回の小谷野の二塁打・・・本塁打性の当たりを左翼最前列のファンが身を乗り出して捕球、その結果二塁打と言う判定に。これはそのファンはいただけませんね。
大野が猛打賞、先制点を含む3安打2打点の活躍。鶴岡でも年にある程度固め打ちする時期がありますから、大野もこれで「打撃開眼」とは言わないけど、この調子を持続できればいいですね。是非、そうして欲しい。
【防】
先発ウルフの3試合目、序盤3イニングスを3者凡退×3の9者凡退で〆るなど4回まで内野安打1本のみで無失点と、中々いい感じで試合を作るも、5回には3安打で1失点、6回には2安打のあと二ゴロの間に1失点。やはり中盤以降が課題でしょうか。6回で95球はやはり多目ですし、中盤を踏ん張れるようになれば球数も減って7回8回までいけるんじゃないでしょうか。
7回からは宮西→榊原→建山→久のリレー。宮西は枡田を三振にとったあと、渡辺直宮出の連続安打で塁を埋め、聖澤を二飛に取り、中村紀を迎えたところで榊原にスイッチ。ここで榊原は以外でもなんでもないですね。結果を残してきた榊原をこういう場面で使うために、金森や吉川がいるわけですから。榊原も、今季はあのポジションからのスタートだったんですよ。
そして8回は建山。1死から2安打されるも嶋を併殺に取り、7球で8回を終了。まぁ、建山ならこんなものでしょう。
そして9回の久。今日はイマイチでしたね。ただ、こういうときはありますし、これが僅差の試合で出なかっただけ良かったという事で。久も厄落としですよ。ただ、5点差がありましたので、ここで金森辺りを試せなかったかなぁと。まぁ、8回裏に2点追加するまでは3点差でしたし、久しか準備していなかったのでしょうけどね。
【敵】
山が凄い。打撃の調子が全然打率とリンクしていない。つまり、物凄い不調から物凄い勢いで打って戻したという事か?どう見ても3割は打ってる打撃だよ。鉄平とかが打つのはわかるんだけどな。ノリがどうなるかわからんだけに、山にはまだまだ頑張って欲しいものです。
【総】
あの客。プロ野球の場合退場らしいんですけどね、試合進行を邪魔したら。試合終了まで居させて貰えたみたいですが、相当居心地は悪かったでしょう。だって本塁打1本損したかもしれないんですよ。実際ならなかったものがなっていたかどうかは断言できないですが、本塁打になっていた可能性が非常に高い打球ですから。
試合進行の邪魔だけではないです。以前横浜スタジアムでスタンドから観客が落下した事故があったでしょう?ああいうことだってありうるんですよ。そういう危険性、また生きた打球に直接振れる事の危険性(これだって大怪我する可能性は充分ある)、そういうものを理解して欲しいわけですよ。
札幌ドームのハム戦ではフィールドシートとバックネット以外一切ないですが、他球場だと防球ネットとか金網とかあったりするでしょう。あれが実は防球ではなく防ファンネットだったのを御存知の方はどれほど居られるでしょうか?
あれ、そもそも付けられたのはグラウンド内にファンが乱入する事や、ファンが物を投げ入れる事を防止する意味合いのものだったそうですよ。昔の球場では良くファンが乱入したり、グラウンドに瓶や缶を投げ入れられたりしていて、外野手が守備につく際にヘルメットを着用したり、あまりの酷さに試合が中断となり、オーナーがファンに「試合をさせてください」と頼み込んでやっと収まったとか、そういうことがあったりしたわけですよ。
「グラウンドが見にくい」などと評判の悪いネットですが、元はファンのマナーが悪くて付けられたものだったわけですよ。見にくい球場も、見やすい球場も、作るのはファンなんですよ。マツダスタジアムのようなファンとグラウンドの距離が近い球場もできましたが、ファンの行動一つで改悪される事だってありうるわけです。
興奮するのはわかります。ですが守らなければいけない一線は弁えないと。そしてそれを「責められませんよ」とかいっちゃう解説者もね。実際選手はファンに憎まれ口は叩けませんし、苦笑いするしかないですよ。それが小谷野はそのファンの心配までしちゃうわけですから、ここは解説者は確り「ああいうことはやってはいけません」と言うべきではないでしょうか。「何か面白いことが起こった」そういう認識では困ります。
で、何故か前の試合。この試合の宮西が良かったからか、前の試合でも宮西を使えと、須永が2点取られて6点差の場面で使えと。まぁ、そう思う分にはいいですし、どうぞファミスタでも燃えプロでも好きなようにやってもらえれば。ただ、現実にはそういう状況で宮西は出せないわけで。最終戦だとか、オープン戦なら兎も角。
現状144試合を戦う長丁場のペナントレース、それは決していつも全員をつぎ込めるわけではありません。前の試合のこともありますし、次の試合、そのまた次の試合のことも考えなければいけません。そういった中で今の状況でできて、翌日以降への負担も少なめにと考える事が長丁場における「全力」なのです。100mの走り方で42.195km走る事が全力ではないんです。
では貴方は言いますか?マラソンで最後競技場まで何とか喰いついた後ろの走者に「100mのつもりで走れ!それが全力だ!」と。そんなの無理ですし、残りわずかのところでリタイヤするかもしれません。そんなのは玉砕ですよ、それで何かを示せるならいいのですが、それを競うものではないでしょう、野球は。
試合の序盤で宮西ですから、打撃ならやはり序盤に稲葉や小谷野の代走に紺田を出すようなものでしょう。それで生還率は上がるかもしれませんが、そのあとの中軸の打率は落ちますし、なんと言っても終盤の大事な場面で紺田が使えない。切り札を先に出すというのは決して良いことではないんです。
宮西にしても、4回途中からどこまで投らせれば良いと思っていたか。その後もし打線が奮起して競った展開になったら、終盤は誰を投らせるつもりだったのかと。どういう継投で行って欲しかったのかと。宮西があそこから9回まで投げきるわけには行きませんからね。更に榊原は日曜に3回1/3投って中1日でしたし。
菊地や榊原も毎試合投げろとか、宮西じゃなくてもダルのスクランブル登板でもいいとか、そんなことできますかい。ダルはローテの柱ですし、これが倒れるようなことがあっては困るのです。今季残りは先発無しで中継ぎ待機と言うなら話は別ですが、残された先発の機会を確り務めてもらわねばならぬ以上、そういうことは出来ないわけです。最終戦ならあるかもしれませんけどね。
菊地榊原にしても同様。まぁ、菊地はここ暫く登板がないですが、おそらくはブルペンでの調子が良くないのでしょう、その為積極的に使えないのでしょう。榊原にしても全試合は流石に厳しいです。10連投ですか?そこまでしてダルを先発中継ぎ大車輪で活躍させるなら、ダルなり勝なりには長いイニングスを投ってもらって、中継ぎを休めてもらった方がいいですよ。
どんな負け試合でも宮西や先発のダルまでつぎ込めとか、中継ぎは残り試合全試合登板だとか、そんなことの方がとんでもない、典型的な勝てないチームの戦術のように思えますがね。
確かに負けて自力でのCS出場は一旦消滅しましたが、そこでそんな無茶をしていたら、それこそ残り試合も落として完全消滅も近付いていたわけで。何故先発をウルフの中4日ではなく中村にしたのか、何故榊原を使わずに須永を使ったか、そういうことの意味を考えて欲しいですね。
そして、前の試合で宮西を無駄遣いしなかったからこそ、榊原に無茶をさせなかったからこそ、この試合での好投に繋がったのではないか、私はそう考えます。「明日なき戦い」なんて、やっちゃいけないんですよ。
連敗ストップ。そして4位再浮上で貯金も3。しかしCS自力進出は以前復活せず。ただ、進出の可能性が完全に消えたわけではありませんので、それを信じて戦うしかありません。ここで判断を誤って玉砕したりとか、それこそ自ら可能性を手放すような事です。勝てる試合を如何に落とさずに行くか、それが重要です。
そうなると火曜の登板を回避したケッペルがいつ投げる事になるのか?おそらく予定では火曜日に投って、その次は中5日で月曜、そして中5日で日曜と言う計算だったのでしょうが、それがおそらく今度の日曜か月曜になります。そしてそのどちらかケッペルの投らないほうを誰が投るのか、そういう問題も。
糸数が19日に登録可能になりますが、そこで糸数を使うと22日と23日のどちらかが空いてしまいます。もし火曜の中村がそこそこ投っていれば中5で月曜に行かせたのでしょうし、八木が確りしてれば次の日曜も八木でしたでしょうし。ケッペルの負傷に八木と増井の不調と言うのが大きく響いています。うーん、どうしたらいいでしょう?先発金森?
今夜は勝ち頭、ヤフードームでのヒロインでは「エース」と言われた勝です。エースなら落とすわけには行きませんね。何とか貯金4に戻して「貯金5の壁」再挑戦権を。そしてCS進出への望みを繋ぐためにも!
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ジャンル : スポーツ