もうお姫様でもなんでもないからwだって国家の体制も変わっちゃったし。あ、マリナさんの事ね。貧乏姫とか歌姫とかニート姫とか、もう「貧乏な人」「歌う人」「ニートな人」ですから。
確か1期では国連に太陽エネルギー供給についてアザディスタンも受けられるように頭を下げて回ってなかったっけ、この人。それが如何して2期には連邦に非協力で国を反崩壊させた挙句に自分だけ逃げてテレビとか見てるんですか?その辺の変わりようがイマイチ解りません。
たしかEU諸国をまわって歩いて、最終的には太陽光エネルギー供給について合意というか協力のお墨付きももらえたと思っていましたが、まさか「連邦ってなんか高圧的で血なまぐさいからイヤイヤー」とか言って放棄しちゃったんでしょうか?だとしたら本当に救いようがないです。
国民の豊かな暮らしよりも個人的な思い付きを優先するようなバカ姫独裁政権なんかよりも、今の国連傀儡政権のほうがよほどマシですよ。マリナを現実の指導者に例えるならば、キン・ショウニチよりまだ酷いんじゃないでしょうか。麻生や中川なんてこいつと比べれば前々可愛いものですよ。民主の3馬鹿?4馬鹿?辺りといい勝負だと思いますけど。
幾ら平和な世界を作りたいといっても、攻め入ってくるものに対して何もしなければただ蹂躙されるだけでしょう。踏みにじられ、奪われ、壊しつくされてしまうだけですよ。無防備・非応戦は平和にはつながらないですよ。無防備マンじゃあるまいし。
たとえば比較対象としてガンダムWのサンクキングダムを挙げてみますが、こちらは「完全平和主義」を掲げてはいますが、その理想の実現の為には戦った訳ですよ、いろんな意味で。勿論リリーナがまだ幼く、マリナのように完全にトップとして全権を掌握していなかったということもありますが。
ノインがリリーナには秘密に軍を組織したりと今考えればとんでもないところとかはありましたが、ガンダムパイロットも合流し、戦う事しか知らない人間にも安らぎを与えるような国であったからこそ、守ろうと戦い、そしてその思いをリリーナも受け継ぎ、国が滅んでも理想は生き続けました。
アザディスタンはどうか?改革派と保守派が対立するもマリナは戦嫌いで武力によるテロなどは見てみぬ振り、まるで遠い国の事のように受け止めて「だから戦争って嫌なのよねー」とか、お前の国の事だろうが!勿論外敵の侵攻に応戦するつもりもなかったでしょうし、テロ等に対しても武力で鎮圧する命令は出さない人間だと思います。
結果どうなるか。現場の独自の判断で動ける範囲というのは非常に限られていて、それ以上は顕現の壁がある訳ですよ。日本だって自衛隊が勝手に動くことは出来ませんでしたしね、村山富市政権による阪神淡路大虐殺のように。
そして国は荒れ果ててしまいあの有様。良くまぁマリナは吊るされなかったですね。普通はクーデター起きて国家主席の首が吊るされるか刎ねられるか、はたまた全身蜂の巣か、ですよ。あ、そうなりそうだから逃げて暮らしてたのか。つくづく救えねえお嬢さんだな。
で、無政府状態になって連邦の介入。まぁサーシェスの攻撃もありましたが、連邦としても無政府状態のアザディスタンは捨て置けないでしょう。テロ組織の温床にもなりますし、貧困からソマリアのような海賊行為に及ぶ危険性だってあります。
連邦がイノベイターの道具に過ぎないというのはアレですが、もしそうじゃなかったにしてもアザディスタンは遅かれ早かれこうなってしまったでしょう。
例え理想の為でも、国民の命と財産を守る為であっても戦おうとしないマリナさん。前回も子供と自分の身を守れとシーリンが渡そうとした拳銃を受け取り拒否。この状況でもまだ、子供の命を守る為ですら戦おうとしないその信念は何処から来るのか?それは子供たちの命や国家よりも大事なことなのか。
こんなのが主人公オブ主人公である刹那のヒロイン役というのがどうも納得がいかない。もう刹那は沙慈と乙女ロードでいいよ。
もうちょっとだけ続くぞい
テーマ : 機動戦士ガンダムOO
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